COLUMN

【地鎮祭の基礎知識】どんな服装で参加する?神主さんにいくら渡せばいいの?【家造りの第一歩】

公開:

更新:

こんにちわ!!ディライトホームコラム編集部です。いつもコラムを読んでいただきありがとうございます!

さて、今回は地鎮祭についての豆知識、基礎知識のお話です。
家造りの話も進み、いざ着工!という時期になると、着工の前に地鎮祭を行います。
実際に地鎮祭をする寸前にこういう声を聞きます【地鎮祭ってそもそも何ですか?】
漠然としたイメージで家を建てる為の工事着工前に行う神事・儀式というイメージや認識しかなく、具体的に何をするのか、どんな儀式なのかは知らない方が多いはずです。地鎮祭の概要についてはこんな記事もありますのでこちらも参照ください↓↓

【儀式あるある】新築するなら知っておきたい地鎮祭の事【近隣対策】

多くの方は、一生に1回の家造りですから、当然地鎮祭は初めて。
誰もが最初は解らない事ばかりです。経験のないことに皆さん不安になるかもしれません。
そういった方のためにこの記事では内容と流れをきちんと説明します。
地鎮祭全体の流れ・概要を大まかに把握しておくことで地鎮祭の当日を不安のない状態で気持ち良く迎えて頂けたら幸いです。
また、その後の新築工事に向かう現場を明るい気持ちで待てればいいなと思います。

地鎮祭と聞くとどうしても堅いイメージを持つ人が多いです。それも当然と言えば当然で地鎮祭は神事であり、儀式として土地の神様に挨拶をしつつ、見守りをお願いする場です。
大前提があるため、【やってはいけないことはないか?作法は?どんな服装や格好は避けてどんな服装で参加するべきか?】等々、
考えると沢山の解らない事、疑問点、不安が出てくるかもしれません。

このコラムを読んでいただき、土地の神様、氏神様へご挨拶する為の神事として地鎮祭をご家族の皆さんが前向きな気持ちで迎えていただければと思います。是非最後までお読み下さい。

SUUMOさんの地鎮祭にまつわるコラムも良かったら参考にどうぞ

1 地鎮祭って何をするの?どんなものなの?

地鎮祭を言葉で表現すると建物の工事を着工する前に、建築を予定している土地で、その土地の守り神様(氏神様・土地神様)に
住む人や親族、工事関係者一同で、ご挨拶をして建物を建てる許可を頂き、建築期間から引渡し以降も見守り続けて下さいという意図の儀式となります。
安全な工事の進行、無事故での建築工事完了への願いを込めた安全祈願、また施主様ご家族一同の繁栄・健勝を祈ります。

家造りの流れとして、一般的な流れを書いてみると、
【住宅会社決定】⇒【土地決定】⇒【土地契約】⇒【建物の仕様内容決定】⇒【建築確認申請】⇒【建築確認申請済み証交付】⇒【工事請負契約】⇒【住宅ローン本申し込み】⇒【土地決済】⇒【地鎮祭】⇒【着工】このような形になると思います。

大手のハウスメーカーさんですと、会社決定=請負契約締結の進め方をする場合もあるので、担当に聞いておくといいかもしれませんね。

地鎮祭を取り行うということは=着工という認識・意味も当然あるので、【これから家づくりが進んでいく】という節目にもなります。
ディライトホームでは施主様と神主さんと一緒に地鎮祭当日に記念写真を撮らせていただいています。
工事中は現場の仮設用工事ドアにその写真を貼らせていただいて、工事に関わる職人さん達に、お施主様がこの人たちですというのが解るようにしています。
ですので、現場に工事中に見学に行く際などは【施主です】と一声いただければ現場簿職人さん達も解るようになっておりますので建築途中もぜひ見に行ってみてください。

地鎮祭は歴史を遡ると古くは日本書紀に記述があります。
日本全国で見ると場所場所で小さな違いがありますが、日本全国の文化・しきたりとして幅広く浸透しているといえます。
しきたりともいえる鬼門ついてはこんな記事も書いてあります↓↓

【注文住宅】鬼門とは?家相を何に気を付けたらいいの?【ディライトホーム】

1番浸透しているやり方としては神式(神社へ依頼し神主さんが来てくれて儀式を行う形式)ですが、
仏教式で近所のお寺にお願いして和尚さんに来ていただく場合もあれば(1度参加したことがありますが大きくは変わりませんでした)、
キリスト教式の方もいて、その場合は神父さんが来て式を行ってくれます。(こちらも1度参加したことがありますが歌を歌ったりしました)
当然ながら神式同士でも神主さんごとにやり方は若干違いますのでやり方、種類は様々だと思います。
仏式では抹香を使ったり、弓矢を使ったりした記憶があります。

2 地鎮祭は絶対にしなきゃならないの?必ずやるものなの?

多くの会社では標準的に行う流れに組み込んでいる工事前の地鎮祭ですが、式を行うことは当然強制的なものではありません。お施主さん側の意向よって開催しないことも当然できます。
義務や強制ではないのですが今まで携わってきた家造りにおいて地鎮祭を行った確率はほぼ100%でした。ご参考にしていただければと思います。

東北ではまだまだ根強い地鎮祭は、やるもんだ!という慣習に対して、都会の方では近所とのかかわりが薄くなってきたからか
「古い慣習は気にしないのでやらなくてもいい」「時間やお金がもったいない、手間も嫌、周りから注目されたくないから大袈裟にやりたくない」等、
様々な理由から地鎮祭をせずに工事着工するという選択肢を選ぶ場合もわずかではありますが増えてきているともいえるのでこちらも参考にしてください。※都会でも95%は地鎮祭を行いますが、、、

親族に意見を聞いてみるのも一つです。お父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃん等ご家族の考え方もあると思います。
参考、考慮の上で皆さんでご判断いただければと思います。迷ったら相談してみてください。

また併せて、工事に伴い現場が動くということで、地鎮祭にかぶせて近隣挨拶を行うケースが多いです。
地鎮祭では施工会社とお施主様ご家族が一同に集まっているので【ちょうどいいタイミング】ということもあり、地鎮祭終了直後に行います。
工事が実際に動き出すと、人や物の往来は増します。工事車利用などの重機の通行や工事音だけでも近隣の方には少なからず何かしらの影響を出してしまうので、引き渡し後に住んでからも周辺の方々と
上手に関わっていくためにお知らせとご挨拶はしておいた方が無難です。※工事側ではもちろんご挨拶入れますが、お施主様と一緒の挨拶が何よりです。

3 地鎮祭を行うとき誰に頼めばいいの?依頼窓口は?

地鎮祭の段取りのお話しまで進んでいれば、当然ですが新築の建物を建ててもらう住宅会社は決定していますね?
地鎮祭においては多くの場合で、新築工事を担当する会社が着工工事のスケジュールや土地取引に伴う地鎮祭可能日、建築吉日等を検討し、希望日を考慮の上で手配してくれます。
まずはお願いする住宅会社の担当と相談しましょう。※付き合いのある神社や神主さんお寺さん、宗教的な理由がある場合は事前に一言伝えておくとスムーズです。
例えば、「お付き合いのある神職の方がいます」とか「古くから知っているお寺さんにお願いしたいです」等と伝えればいいかと思います。
日取りに関しても大安の日でなくては嫌だとか、友引の日がいい!などこだわる場合も同様です。日がいい所はスケジュールが意外と先に埋まっていたりするので早めの相談が吉です。

4 地鎮祭って日を選ぶの?どんな日がいいの?

地鎮祭を行うタイミングは多くの場合、土地購入をして建築のパターンですと、土地の決済日に決済が行われたあとそのまま土地に行って、
晴れて土地の所有者となったことを祝いつつ執り行います。

建て替えの際や親族から提供していただいた土地に建てる場合だと土地をすでにある意味お持ちのなので、
建物の基礎工事の着工日(本体着工日程)が決まった際にそれより前の日付で地鎮祭の日程を決定します。
式の日取りは冠婚葬祭のイベントと同じで「六曜」における吉日を選ぶことが多いです。※大安、友引が人気

あくまで一般論ですが【仏滅】、【赤口】を避けつつ、
【大安】、【友引】【先勝】の日に行うのが最適とされており、特に午前中に行うのが良いとされております。
とはいえ、そう都合よく休みが取れない場合もあるので、完全吉日ではなくても、先負の日の午後であるとか、仕事に行く前の早朝(6時から)などの柔軟な対応と判断で進めることもあります。
参加していただく親族や関係者はもちろんですが、工事着工のスケジュールも遅らせられないので、ピタッと予定を合わせるのが難しい場合は、日取りにこだわりすぎず、
仏滅だけは避けたいな、、、位の気持ちで鷹揚に望んでいただけると助かります。
担当者と綿密に相談し、日取り・吉日へのこだわりはほどほどにしつつ参加者の方の日程調整をしていきましょう。

また、仕方のないことですが、地鎮祭の当日に天気が優れないこともあります。雨の地鎮祭、、、嫌な気持ちになる方もいるかもしれません。
ですが、神事・地鎮祭当日に降る雨は土地を清めてくれる、恵みの雨という風習もあり、まさに雨降って地固まるともいえる為、縁起が良いとされます。
生命の危険が無いレベルの雨天や天候不順では延期は基本的にないです。※ちょっと前ですが山形にいた時代に猛吹雪の中地鎮祭をしたことがありました。吹雪はちょっと避けたいです・・・。

5 地鎮祭にかかる費用はいくら?誰に払うの?

地鎮祭の際にかかる費用は大きく分けて【ご祈祷のための費用】と【神前に供えるお供え物の準備費用】が掛かります。
祈祷料については呼び方は各所でバラバラです。担当に聞いてみてください!また失礼にならない金額はエリアや誰に頼むかで多少のばらつきが出ます。
こちらも担当に確認してみた方がいいでしょう。ディライトホームでは、【初穂料】として35000円をお渡し頂いております。
お金を入れる袋は少し装飾がついているものを選ぶ方が多く、蝶結びの水引がある物がよく選ばれています。
のし袋に書く文字は、【玉串料】でも【初穂料】でも構いません。※宗派によっては特別な書き方もあるかもしれないので確認してみてください。記事を読んでいて家を建てたくなった、家が欲しくなったという方にはこんな記事もあります↓↓

【家を考える人必見】注文住宅?新築?中古購入?何から始めるべきか教えます【住まい探し】

仕切り方によって神主様にお金をお渡しするタイミングは違います。※最初に渡して祭壇に供えるやり方と、終わってから渡すやり方があります。
ディライトホームでは基本的に地鎮祭終了後に感謝の言葉と共に渡して頂いています。
【今です!】ここで渡してください、と担当からよきタイミングで合図を出しますので安心してください。

6 地鎮祭で用意する物は何?どんなものを使うの?

基本的に一般的な地鎮祭ではお客様に準備してもらうものがあります。※ディライトホームでは手ぶらで来ていただけるようにするための費用も込みで35000円なので準備物はありません。

誰が何をそろえるかを書いてみると
神社が用意するもの⇒(結界ポールor太めの笹、玉串奉天用の玉串、神事に使うもの全般)
住宅会社が用意するもの⇒(雨天対応の為にテント、足元をよくするためのブルーシートや椅子等)
お施主様が用意するもの⇒(神前供物として、米、塩、水、酒、海の物(よろこんぶということで昆布等)、山の物(良い根っこ張るようにということでネギやダイコン)等)
等が挙げられます。

場所によっては笹も施主が準備するエリアもあります。誰が何を準備するのかは、エリアや依頼先の体制によって内容が変わりますので、
住宅会社の担当者に相談ください。
参加者全体で準備をして土地の神様にお供えする物や儀式が滞りなく進むために必要なものをそろえるというイメージです。
ディライトホームにご依頼いただく場合は、上でも書いていますが全てご用意いたしますので、お施主様には【初穂料】のご準備だけお願いしております。
ですので基本的に手ぶらで来ていただいて大丈夫です。

7 地鎮祭はどんな服装で参加すればいいの?

【地鎮祭の格好はどうすればいいの?】よく質問が来ます。
よく問い合わせがありますが、実際は地鎮祭の当日の服装に特に決まりはありません。
あまりにもラフ(タンクトップにステテコ等)でなければ、割とカジュアルな服装で問題ありません。
大企業が建設する大型施設などの地鎮祭で関係者がスーツでかっちり正装をしているイメージがあるかもしれませんが、
あれは公共の施設だったりするのでご自宅の地鎮祭であのレベルのフォーマルは求められないのでご安心を。
基本的にご自宅なので自由な格好で構いません。

儀式として地鎮祭の歴史を紐解いていくと、さかのぼれば服装についてシャツは控え、和装をする、洋装でもいいがジーパンはNG、など細かく変遷してきているのかもしれませんが、
現在ではそういった風習もとくにはありません。
ではなぜ正装で参加するイメージがあるのでしょう?もしかすると何らかのイメージの刷り込みによるものかもしれません。
儀式を執り仕切る神主さんはカッコいい神前装束にて式を執り行います。

また、一方地鎮祭の服装でなぜラフすぎる格好が駄目か?と考えると。
それについては地鎮祭当日に工事着工のご近所挨拶を大体行うので、
近隣挨拶に適さない格好は避けてほしい、という意味合いのためです。
これからお住まいになるご近所さんに対する挨拶は、お施主さんの第一印象を決めてしまうので、爽やかさ重視で臨みましょう!

また、親御さんが参加されるのであればお話を聞いて参考にしてみて下さい。
地鎮祭は神事ですから、参加する皆が気持ち良く違和感なく参列できることが望ましいです。不要なトラブルを避け、ケチが付かない様に事前に細かく相談しておくことが重要です!
服装について親族の意向が【正装が普通】という感じであれば、それを無用に曲げる必要もありません。その場合は正装で執り行う方が良いかもしれません。

そんな意見が出ている場合は、一旦ご親族に「最近の地鎮祭はカジュアルな服装でみんなやってるみたいだ」と担当が言ってたよ!などとお話しいただいて考え方が変わることもあります。
お話ししてみて下さい。
特に酷く暑い夏場や激しく冷え込んで寒い冬場など、寒暖が厳しい気候の際は特に服装が難しくなります。薄着になったり、厚着になったりすることも多々あるので難しく考えすぎなくても大丈夫です。

気持ちよく式が進み、無事工事が始まって、家が完成し、住むことができるようにという思いを込め、
土地神様に心からお祈りを捧げ、新築住宅・注文住宅の家造りの開始を気持ち良くスタートできるような服装を心掛けましょう。
当然ですが、服装は寒くないように厚着しても、暑くないように薄着して臨んでも問題ありません。

少しだけ注意点をあげるなら、雨の日の地鎮祭、雨上がりの地鎮祭では足元が悪くなることが多いので、泥がはねたり汚れがついたりします。
地面の状態にもよりますが、靴も汚れますので長靴の準備も考えておくといいかもしれません。

 

8 地鎮祭の儀式はこのように進みますというおおまかな流れ

【1】 修跋(しゅばつ)の儀
神主さんの掛け声で起立して、低頭(ていとう)し神主さんにお供え物と参列者を祓い清めて頂きます。

【2】 降神(こうしん)の儀
神主さんに土地の神様を神籬(ひもろぎ)に招いていただきます。参列者は起立したまま、低頭し、神様を迎えます。

【3】 献饌 (けんせん)の儀
神主さんに、お水と奉献酒、お供え物を神様にお供えします。

【4】 祝詞奏上(のりとそうじょう)
神主さんに、氏神様・土地の守り神様に対して新築工事をする際の安全祈願とお施主様ご家族一同のご健勝を祈って頂きます。
参列者は全員起立して、低頭し一緒に祈願します。

【5】四方祓い(しほうはらい)の儀
お水、お酒、お米、お塩、そして白紙を用いて新築工事を行う土地を清めて頂きます。

【6】鎌、鋤(すき)、鍬(くわ)入れの儀
鍬入れの儀は、メインイベントともいえる儀式であり、お施主様にも役目があります。
鍬入れの儀では、手渡された鍬をもって施主さんは大きな声で【エイ!エイ!エイ!】と3回の掛け声をかけ、
綺麗に盛られた砂を崩す動作を行います。

【7】 玉串拝礼(たまぐしはいれい)
お施主様から順番に玉串を祭壇に置き、神様に捧げ、祈りを捧げます。
祭壇に玉串置く際は、茎を180°回転させ祭壇に向け両手で丁寧に置きます。
置いたら半歩ほど下がり、2礼、2拍手、1礼の作法にて願いを込めます。

【8】 撤饌(てっせん)の儀
神主さんがお供え物を下げ、ろうそくをともしている場合は火を消します。

【9】 昇神(しょうしん)の儀
神様を神主さんが神界へお送りします。一同で起立して、低頭し、戻っていかれる神様をお見送ります。

【10】 神酒拝戴(しんしゅはいたい)の儀
俗にいう乾杯のことです。安全祈願・無事完成と一族の健勝を願ってお神酒を頂きます。大体の場合、乾杯の音頭は神主さん取ります。
本当にお酒を飲んでも問題はありません。ですが、運転等もあるので、飲めない場合は地面または崩した後の砂山に流して下さい。

【11】神官退下
式を執り行ってくれた神主さんが地鎮祭の現場から帰っていくことを指します。神主さんが帰られる前に集合写真を撮っておきます。

これはあくまで一般的な地鎮祭の基本的な流れとなりますが依頼する神社によってまた神職の方によって、
多少言い回しややり方、内容も異なります。流れに身を任せてください笑
およそ式自体はスタートからここまでで30分~50分程度です。※進行が速い神職の方もゆっくりの方もいるのでばらつきがあります。

神事が終わったら、その後すぐに隣近所、近隣の挨拶廻りを行うのが一般的です。
現場挨拶の後、設計・工務と建物の配置、高さの等の確認という流れになります。
ディライトホームでは一般的に地鎮祭が終わってから1週間程度で基礎着工の現場が多いです。

注意点として、地鎮祭は地域性がある上、信仰(宗教)によって内容が若干異なります。
地鎮祭自体は、今も昔もきっと未来も、全国的にどの地域にも通じていて文化として浸透している“家造りのスタートの儀式”です。
当然ながら、その方法は統一されておらず相違点もあります。
上では神式をまとめましたが、他の例としてキリスト教式の地鎮祭と寺社式における地鎮祭に焦点を当て、ご紹介します。

☆キリスト教における地鎮祭について

地鎮祭は、そもそも神道においてアニミズム的要素を持った【土地の守護神に対しての祈りを捧げる】という意味合いを持った儀式です。
当然、神様に対する考え方が違うキリスト教においては地鎮祭という考え方自体はなく、同様の式を行うとすれば「起工式」というものがそれに該当します。

内容的はというと神式と同じようなもので、安全な工事の完了と人々の健勝、平和を願う意味合いです。
式の流れは牧師さんに委ねられるところが大きいので執り行う担当の牧師さん次第で大きく変わります。
牧師さんの説話を聞いたり讃美歌を歌ったり、地面を掘るなどの儀式もあるようです。

☆仏教における地鎮祭について

地鎮祭と聞くと、イメージで神社の神主さん主体で儀式を行ってくれるイメージの方が多いのではないでしょうか。
家造りの際に行う地鎮祭は神式がメジャーです。
ですが仏式でも、神式同様お供え物が祀られた祭壇を前に、施主様家族や工事に関わる代表者が整列して、儀式が進められていきます。
仏式では神様に祈願するとか、土地・敷地に対するお清めの儀式というよりも、工事の安全・無事を願い、仏様やご先祖様、その土地にまつわるものの供養や感謝の意を込めたものという概念かもしれません。
こちらも地鎮祭という呼び名ではなく、起工式と呼ぶ場合があります。
仏教式で行う場合、当然神主さんではなく、お坊さん・僧侶が式を進行していきます。

大まかな流れは神式と同様ですが、お香をたいた場で僧侶による焼香や読経、ありがたい法話などもあります。
仏教式の場合には内容はお施主様が属する宗派にも関連してきます。詳しい内容に関しては、宗派によって異なるのでお願いするお寺さんに聞いてみて下さい。
※祈祷料が若干高い傾向があります。

☆神式でも依頼先によっては内容に違いがある??
上で書いてきたように「神式」と一口に言っても依頼する神社によって儀式の流れは多少変わります。
共通する内容としては、
・お供え物を祭壇に供える
・神主様が祝詞を奏上する
・敷地全体を清める為にお祓いをする
・綺麗に砂で山が作ってあり、それに鍬(くわ)を入れる儀式がある
・参列者順番に結界に入り祭壇に向かい榊の玉串をお供えしお祈りを捧げる
・式の終わりにお供えしていたお神酒乾杯でいただく

などは共通する流れになります。
これも、地域などによって特殊なものが追加されていたりする部分があるかもしれません。
地鎮祭に参列する機会は【建築関係の仕事でなければ】一生の内で何度もあるわけでないので、
「進行が解らない」「何も知らないで参列しても大丈夫か」などの気持ちを持つのは当たり前です。
そんな場合でも、基本的にその場は神主さんや建築会社の担当者がリードしてくれるますので、流れに任せて参列していただければと思います。

 

最後に・・・

いかがでしたか??ここまで一般的な地鎮祭の進め方、考え方とディライトホームでの地鎮祭の行い方についてまとめてきました。
ディライトホームとしてお客様にお願いするのは以下の3つです。

・地鎮祭日程の最終決定をお願いします(候補日は出します)

・地鎮祭参加者の人数確認をお願いします(玉串の用意すべき本数が解らないので)

・「初穂料」のご用意をお願いします

ポイントをまとめ
・地鎮祭の時に初穂料(御初穂料、もしくは玉串料の記載でもOK)を入れる熨斗袋(のし袋)は1万円を入れる場合は印刷のものでも構いませんが、それ以上入れる場合は水引が付いているものを選んでください。
・のし袋の書き方は水引の下側にフルネームを毛筆でもいいですが筆ペンでも構いませんので丁寧に記入してください
・連名で氏名を書く場合は世帯主を右側に書くとベストです。お子さんなどがいる場合は世帯主の名前を書き、【他家族一同】とするのが無難です。
・のし袋の中に入れる中袋には金額を記しますが、一万円は壱萬圓、二万円は弐萬圓等の旧字体とします。これは金額の書き換えなどが起こらない様にする為です。
金額 書き方例
1万円⇒壱萬圓
2万円⇒弐萬圓
3万円⇒参萬圓
5万円⇒伍萬圓
7万円⇒七萬圓
8万円⇒八萬圓
10万円⇒拾萬圓
5千円⇒伍阡圓
・のし袋の選び方は蝶結びになっているものを選ぶこと
・のし袋へのお金の入れ方は、新札を入れで向きを揃えてお札を引き出した時に肖像が見えるように入れましょう。

実際に地鎮祭が終わると家造りの本番です。
家づくりは始まるとあっという間に完成で待ち遠しいばかりになります!
素敵な家造りになるようにフルサポートして参りますので一つ一つ進めていきましょう!

福島県、郡山市、須賀川市、会津若松市周辺地域で新築住宅や注文住宅、デザイン住宅を検討中の方、建て替え、土地購入からの方、リノベか新築か検討している方、ローンの相談、建てたい家の相談はぜひディライトホームにご相談ください!
モデルハウスに来場いただければ他には無い提案が沢山あると思います!!自由設計で建築家と建てる家をぜひご検討ください。
自分達だけの素敵なマイホームを実現しましょう!!
来場予約はこちらから↓↓

施工事例はコチラ