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【2024年】太陽光発電は必要?新築に搭載するメリット・デメリットを検証【東北でも有効?】

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こんにちわ!!ディライトホームコラム編集部です。
気代の高騰に対して、創電やゼロエネルギー住宅的な観点から、
注目が集まっている太陽光発電についてです!去年の冬、メディアでも取り上げられていましたが大分電気代が高騰し、ランニングコストが高くなったのは記憶に新しいですよね!
コロナの影響もありテレワークやおうち時間が増えた影響もあって生活様式が一変し、暖房光熱費が使用量の観点からも増え、単価高騰と合わせて家計を直撃しました。
今後社会情勢がどうなるかはわからないのでどのような社会情勢になっても財布に優しい家造りはテーマかもしれませんね!
新築時に付けた方がいいのか、それともリフォームするのもアリなのか解説していきます!

1.今までの太陽光発電とこれからの太陽光発電

一昔前の太陽光発電の概念は、造り出した電力を全て電力会社に売却して、自宅で使う電気は電力会社から購入して使うのがスタンダードでした。
というのも電力買取がスタートした時代は1kw=40円以上の条件であり、当時の電気代は1kwあたり26円ぐらいだったことや、作った電気を貯めておくために必要な蓄電システムがあまり発達しておらず、
びっくりするような値段感だったので作ったものは全て売るがスタンダードでした。
もう少し時代が進むと1kw=35円、33円、30円、26円、23円、20円・・・と契約者が増えるごとに買取金額が下がっていき、現状は東北電力管内ですと1kwあたり16円になっています。
電気の購入価格が、プランによりますが、(よりそう+eねっとバリュー、よりそう+ファミリーバリュー、よりそう+ナイト&ホリデー、よりそう+スマートホリデーなどがある)平日昼間だと36円、お得な時間帯でも27円で、
さらに燃料調達価格調整などが載ってくると電気代そのものが非常に高いので、売電に・・・と考えるよりも売ってもあまり儲からないのであればランニングコストを下げるように使おう!と意識が変化しました。
太陽光発電が今実際どうなっているのか、そしてこれからどうなっていくかの見通し、大まかな費用感を知って、新築で考えている注文住宅に太陽光発電システム、蓄電池システムが必要なのか、検討する判断材料にしていただけたら幸いです。オール電化ってリスクかなぁと考える人向けにこちらも読んでみて下さい↓↓

【電気代が高い】ランニングコスト重視?ガスコンロの全てを解説【お得】

1-1.東京都で太陽光パネルの設置義務化!!
東京都は、2030年までに温室効果ガスの総排出量を50%削減する目標【カーボンハーフ】実現に向け、省エネに向けた取り組みをいくつか実施をする決定を下しました。

その内の一つとして、日本で初の取り組みである【新築住宅における太陽光パネルの設置義務化】になります。2025年の施行に向け、設置費用に対する補助の検討既に設置されているパネルの維持・管理に支援の検討、事業者への支援等がどんどん進められています。
今後はさらに広域に太陽光パネルを設置することが条例によって義務化されることもあるので、東京都以外に住んでいる方もどのようになっていくのか見守りつつチェックしたいですね。
※豪雪地帯では雪の問題や、冬場は発電能力が著しく落ちること、地域的に日照時間が短いエリアはどうするか、既存住宅で太陽光の設置が不可能な屋根形状や材質だった場合の不平等感、
東京はお金あるから支援できるだろうけど、地方自治体は・・・等々問題は複雑であり山積なので一筋縄ではいかないですが。

1-2.一般住宅に現状設置されている太陽光パネルは約4.5kWが平均値な容量とされている
一般的に住宅の屋根に設置をする場合、ある程度の条件を満たす必要はあるものの、基本的には家で使い切ることのできなかった電気(余剰電力)をその地域を管轄する電力会社に売ることが出来ます。これを【売電】と呼びます。
売電や余剰電力を電力会社に売った時の値段はFIT制度(固定買取価格制度)という制度によって守られています。2020年の制度改正で、2019年以前にできた【10kW~50kW未満】の低圧太陽光発電の全量売電が出来なくなりました。
現在は家で使い切れなかった電気のみが買い取られています。
住宅に世知されている太陽光パネルの発電量は10kW以内とされ、一般住宅の屋根に太陽光パネルを設置している場合、平均容量は4.5kW程度になっています。
10kW以上だと認定上発電所扱いになってしまい、手続き、許可、申請系の手間やメンテナンスや維持管理にも手がかかってしまうというデメリットがあります。

1-3.売電価格はどこまで下がる??
上でも書いたように一昔前は売電メリットの為に太陽光を設置!という流れでしたが、今は年々下がる売電価格と電力購入費の上昇を受けて自家消費型でランニングコストダウンの方が注目されるようになりました。
発電量が100kWの住宅用のパネルを設置したとき、1kWあたりの売電契約価格は2022年には17円まで下落し、2023年は16円となっています。
新規契約での買取価格の下降が始まった2012年には42円での買取をしていたことを振り返ると、50%以上買取価格は減少しています。
10kWを超える発電量を20年買取する契約の場合でも同様に買取価格は年々下がっていて、10kW~50kW未満の1kWあたりの売電契約価格は2022年で11円まで下がり、2023年で10円まで下がっています。
50kW以上の大型発電施設になると1kWあたり9.5円での買取となり、ついに10円を下回る買取価格となりました。
※初期の頃はパネル自体の発電能力が低く、小型化、低価格化、高効率化によって同じ面積の設置でも最近の太陽光の方が発電量が多くなっています。

1-4.太陽光発電システムっていくらで設置できるの?
売電価格が下降しているわけですが、その一方で太陽光発電システム自体の設置費用も年々下がってきました。
正確な設置工事価格はどのメーカーのものを使うか、新築時なのか、リノベ時なのかによっても変動がありますがおおよそ4.5kWの一般住宅用太陽光発電システムを設置する場合、
2012年頃で税抜き200万円程度の費用がかかりました。2023年現在はパネルの枚数を6kw分に増やしても100万円台での施工提案ができるような状況です。
政府や電力会社はこのような設置費用、売電料を鑑みて、電力の買取を行う金額を調整していますが、電気代の明細に書いてある「再生利用可能エネルギー賦課金」という請求の表現には納得がいかないところです。
先程も書いたように、現在はソーラーパネル自体の品質と生産性が向上しているため、導入するためにコストが嵩まず、発電量が向上している高性能な太陽光発電システムを設置しやすいこともポイントになります。

2.太陽光発電システム導入に使える補助金はある?

2023年10月現在、太陽光発電システムの設置に関する日本の国からの補助金は終了しています。
しかし、県や市単位での地方自治体の独自の補助金は継続しているケースがあるので、それを活用する事をお勧めします。
また、太陽光とつながって出ている蓄電池の導入に関する補助に関してまだ受けれるうえ金額が大きいものもあるので調べてみると良いでしょう。
例としては、東京都では「東京ゼロエミ住宅助成事業」という補助を新築を建てた建築主に対して実施しています。この補助というのは具体的に、数十万~数百万円の助成金が太陽光パネルを設置した建築主に交付されるものです。
この補助制度は、補助金制度によって条件は細かく異なるので、事前によく確認しておきましょう。
例えば福島県での太陽光の補助金申請はこちらからまだ受けて受けています↓↓

福島県の概要はコチラ

郡山市も受け付けています↓↓

郡山市の概要はコチラ

須賀川市も受け付けています↓↓

須賀川市の概要はコチラ

3.売電メリットから創電と自家使用型へ!!新築時に太陽光発電をつけるメリット

ここまで太陽光発電システムについて解説してきましたが戸建住宅に太陽光発電システムをつけるメリットをしっかり理解しておくことが大切です。
設置費用を拠出するだけの価値があるか、以下の点を考えて確認してみましょう。

3-1.自家消費することで光熱費のランニングコストを節減できる
太陽光パネルで電力を自家発電して使うと、購入して使うより当然ながら電気代(ランニングコスト)が低くなります。
売電価格でメリットを出すことはいったん置いておいて、月間で平均的な4人暮らしのご家庭ですと600~800kw、寒いエリアですと1000kwを超える電力使用量となります。
そうなると冬場で3万円から6万円程度のランニングコストになってしまう為、これを仮に住宅ローンで新築当初から蓄電池付きで250万円程度で導入したとしても、月5000円程度でゼロ以上にできるとしたら・・・
という感じでメリットが出るか判断いただけるといいと思います。いずれにしろこれからリノベでつける場合はなおさらですが、これからの太陽光システムは蓄電池必須です。
光熱費の節減に取り組み、ホントに余った余剰分は買い取ってもらえるという形が意味目指す太陽光のメリットですね。
電気代が年々爆発的に上昇している今なので、安心して使える電気を確保するために太陽光発電システムを導入するという考えであれば設置費用は当然かかりますが、長期的に見るとメリットのほうが圧倒的に大きいでしょう。

3-2.売電収入がわずかだが得られる
上で書いたように売電の契約価格は年々下がっていて制度が始まった時の半分以下の金額になっています。
それでも余剰電力をお金にできるのは魅力があります。売電収入は立派なメリットです。
住宅ローンを支払うだけでなく、僅かであっても一定の収入があることは嬉しいポイントですね。
FIT制度により10年間は契約時の売電価格で取引されるので、太陽光発電を設置する際はあらかじめシミュレーションをしておきましょう。
蓄電池があると作った分を貯めながら、夜間電力の少し安い電気を貯めて、昼間はその電力を利用するといった、昼間の高い電気を買わずに済むというシミュレーションもあるので蓄電池込みでのシミュレーションも重要です。

3-3.停電時など緊急時にも困らない
3.11を経験した東北の方は長期間電気が使えなかったことに恐怖を覚えている方も多いかもしれません。
台風での被害や地震等の自然災害によってライフラインが止まってしまい、停電になった場合でも発電システム、蓄電池モジュール・接続機器・周辺機器・分電盤が壊れていなければ、
太陽光発電によってつくった電気を問題なく使用できます。パワーコンディショナーについている非常用コンセントに挿せば、発電した電力を直で使って家電製品などを利用することができます。
灯りが無い夜のこわさ、寒さ、情報収集源であるスマホの充電ができないリスクを考えると、未曾有の災害に合ってしまったときに備える意味では、太陽光発電・蓄電システムは緊急時の備えとして優秀ですね!

3-4.環境に優しい暮らしになる
CO2を排出して作る電力ではないので、地球温暖化や大気汚染へ影響せずに、暮らしていけます。自然エネルギーを使う太陽光発電は、当然環境に優しくエコな電力生産システムです。
自分から特別何かをしなくても、環境に配慮した暮らしができるというのは手軽なメリットと言えるかもしれません。
※温暖化にCO2が影響しているかは定かではなく、使用済みの太陽光パネルの処理に環境破壊がえぐいことになっている事や、森を切り倒してパネル設置してしまっていたりして間接的な環境破壊も起きていることなどもサラッと書いておきます。

4.太陽光発電を搭載するデメリットはある?

メリットを一生懸命書いてきましたが、太陽光発電システムには当然メリットだけではなく、デメリットも存在しています。
メリットだけでなくデメリットも理解し、両方をしっかり比較して、導入するかどうか慎重に検討してみて下さい。

4-1.発電量が地域や天候に左右される
太陽光発電システムにおける発電量は、日照時間や気温、日当たり左右されるので、予定通りの発電がおこなわれるとは限りません。
特に東北地方では雪が降る時期、雪にパネルが覆われてしまうと発電量は激減します。郡山や須賀川などの県中、県央エリアであれば、さほど大きな影響を受けないかもしれませんが、
会津等の雪が多く降るエリアはやはり冬場の発電量はネガティブです。またパネルの上は滑りやすいので、落雪方向もしっかり確認しておかないと周辺にダメージを与えてしまう可能性もあります。
最近では太陽光パネル自体の性能が進化しているので、日照時間が短い場合でもしっかりと発電することが出来るタイプも登場していますし、
蓄電池を組み合わせると、天気の良い日に沢山電気をチャージして、天気が優れない曇りや雨の日に作って貯めていた電気を使うということも可能です。
初期費用が当然その分高くなりますが、ランニングコストの安定を踏まえると、検討する価値があります。

4-2.放置はできない?!メンテナンスの義務がります
太陽光発電システムは故障やトラブルが発生しにくい設備になっていますが、風や雨、雪による劣化、経年劣化は避けられません。
パネルが壊れることはほぼありませんが、パネルとシステムを繋ぐケーブルが壊れることが多いです。(15年ほどで)
定期的なメンテナンスを行って、いい状態をキープすることが重要です。当然ながら修理をすれば費用や手間もかかります。
何かを依頼する際は基本的に設置した業者か、依頼していた工務店に連絡してください。勝手に業者を入れてしまうと屋根の保証がなくなったり、不測の事態が起きえます。
もちろん太陽光発電メンテナンス技士など資格者が確認することも大事ですが、一番は施工店の保証がなくならない様にすることです。
メンテナンスを怠ると、発電効率が低下するだけでなく太陽光発電のメリットが活きなくなってしまう恐れがあります。

4-3.滅多にないけどソーラーパネルが故障することもある
暴風などで何かが衝突した場合や、鳥が攻撃した場合などを除いてソーラーパネルが壊れる例はなかなかないです。
災害、鳥類被害よりも設置から間もない時は初期不良を疑うことが多くあります。
とにかく故障している状態だと、その時間分享受できるメリットが手に入らなくなるので、長く使い続けるために、定期的なメンテナンスが必要です。
実際は長期の保証期間が用意されているので、購入時に確認しておかなければなりません。アフターメンテについての考え方が気になる方はこちらかから↓↓

【アフターメンテナンス】ディライトホームが考える保証・保険のありかた【安心・安全】

まずはの担当者に相談してみよう

依頼するタイミングが新築であってもリノベであっても、その家を知り尽くしている担当者が相談者としては適任です。
屋根が北向きであるとか周囲に高いマンションがあって日陰だとか、太陽光発電導入に向かないケースも考えられます、あらかじめ注意してください。

まとめ

いかがでしたか、ディライトホームでは太陽光発電システムの導入も比較的積極的に取り入れるお客様も多くいらっしゃいます。
外観をキュービックにしながら太陽光を載せれば屋根が見えないけど太陽光が載っている一番カッコいい仕上がりにできます。
お洒落さの中にも機能性を・・・ということで太陽光だけでなく家造りを検討されている方はまずディライトホームまでご来場ください

福島県、郡山市、須賀川市、会津若松市周辺地域で新築住宅や注文住宅、デザイン住宅を検討中の方、建て替え、土地購入からの方、リノベか新築か検討している方、ローンの相談、建てたい家の相談はぜひディライトホームにご相談ください!
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