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【サッシとガラス】窓の選び方とそれぞれの特徴や選ぶポイントを解説【窓ガラス】

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1 サッシにはめられているガラスの種類について知ろう

★フロートガラス
フロートガラスは一番一般的な透明の窓ガラスの種類です。窓ガラスといわれればまず最初に思い浮かぶ、透明なガラスがこのフロートガラスでしょう。
普通窓ガラスと言うとこのガラスという一般化した存在で、窓=これですね。採光性や透過性、視認性、透視性が良いスタンダードな窓ガラスです。
当然、メーカー各会社に在庫がたくさんあるため交換や変更もスムーズです。一番リーズナブルでもあります。

★型板ガラス
片面に型模様を付けたガラスで、カタガラスや曇りガラスなどとも呼ばれます。
見られたくないものの外の明るさだけ取り込みたい場所に配置されることが多いです。(お風呂や脱衣所、トイレなど)
透明ガラスとあまり変わらないレベルの可視光透過率と、光を通しつつかすみ柄の凹凸が光を乱反射する仕組みを持つため視線を遮ることができます。

★フロストガラス
ガラス自体の表面をサンドブラストした上に化学処理を施し、きめ細やかな表面に仕上げたガラスです。
イメージは上質なカタガラスという印象で、お値段もカタガラスよりだいぶ高くなります。
映り込み方が特徴的で爽やかに淡い光を拡散しつつ視線を遮ってくれます。また、意匠性にも優れていて空間の印象を上品にまとめてくれます。
型ガラスよりも目隠し効果が高いですが、価格もフロストガラスの方が高いです。
大きな面積のガラスをこれにすると割と大きい予算がかかります。

★網入りガラス
ガラスの中にワイヤーが格子状に入っていて、防火地域・準防火地域での施工に用いられます。火事発生時に爆発などで窓の割れを防ぎ、
更なる延焼を防ぐ効果があるガラスで耐火性が強くなっています。
都市計画法で防火地域、準防火地域に指定されている地域の建物に用いられます。
周りの家で出火してしまったとしても、加熱対して一定時間以上耐久し、ガラス破損して割れてしまってもガラスの破片がワイヤーでまとまり残るので、外からの火の侵入も防ぎます。

★強化ガラス
通常のガラスを加熱による強化加工した上、ガラス表面に空気の圧縮層を持たせ、強度を高めたガラスのことを指します。
板ガラスの3倍~5倍の衝撃に耐えるだけでなく、荷重や風圧にも耐性があります。それだけでなく耐熱性も強化されています。
万一、負荷がかかりすぎて破損する際は、ガラスの破片が木端微塵の細かい粒状になる為、普通のガラスよりも後処理等で怪我をしにくくなっています。
市役所、学校等の公共施設やテナント系商業施設、高層ビル等の人が多く集まっている場所の窓ガラスはこちらが使用されているケースが多いです。

★ペアガラス(複層ガラス)
2枚組のガラスで、中間に空気の層またはアルゴン等のガスの層を作り防音や断熱効果を高めたガラスです。一般住宅にも用いられており、防犯効果を高めです。
空気層、ガスの層を挟むことにより防音性の高いガラス、断熱性遮熱性の高いガラス、特殊なフィルムを挟むことで割れにくく強化した防犯ガラスなどの他、
特殊金属膜を挟み遮熱性・耐熱性を高めたLow-E複層ガラスや、ガラスとガラスの間に真空層を作り遮熱性、耐熱性を高めた真空ガラス等があります。
※特に冬場寒い北海道、東北エリアではここの性能に差があると窓周りから冷えてしまうことが増えます。同じ概念で、3枚のガラスでトリプルにしている場合もあります。
注文住宅のガラスはほとんどが現状Low-E複層ガラスですが、ガラスの色によって及ぼす影響・特徴が異なります。配置する箇所に合わせて選びましょう。

・クリアカラー 断熱効果と日射熱効果のダブル効果で、【冬により暖かく】を意識したい時に
クリアタイプのペアガラスは室内側のガラス表面に無色透明で特殊な金属膜をコーティングし、優れた耐久性能・日射取得率両立させています。
当然、透明度が高いため採光性にも優れ、陽当たりがよくない場合などは、明るさ確保にも役立ちます。暗くなりそうな部屋に使うと効果が際立ちます。

・グリーンカラー 冬は暖かな暖房の熱を逃がさない!夏は太陽からの日射熱をカットしてくれる!
グリーンタイプのペアガラスはとても優れた断熱効果を持つ上、Low-E膜を室内側に配置することで、夏の日射しを程よく適度にカットしてくれます。
夏場に冷房を使用しながら使う部屋などにおすすめのカラーです。

・ブロンズカラー 外の光を反射し室内のプライベート性をカバーしてくれる
ブロンズタイプのペアガラスはわずかなブロンズの着色された特殊金属膜を室内側にコーティングすることで高いプライバシー性を実現しています。
光を反射する効果が高く、室内が見えにくくなる為、人気があるバリエーションです。
当然、可視光透過率がクリアカラーに比べると15%程度低下してしまうので、光を沢山取り入れたい、明るい部屋にしたい場所には不向きです。そういう場所はクリアカラーを選ぶといいでしょう。

・格子入り複層ガラス
ガラスとガラスの間に樹脂製の格子を挟み他には無いデザイン性を持つ複層ガラスです。かわいい印象の家を造りたい際はおすすめです。
格子部分は汚れないのでお手入れは不要です。窓ふきも楽々です。

2 サッシについても解説します!

サッシとはガラスがはめられているフレームの部分を指します。現在は、樹脂サッシ、アルミサッシ、樹脂・アルミ複合サッシ、木製サッシなどがあります。
それぞれの特徴を書いていきます。住宅性能にこだわる方はこちらも要チェックです↓↓

【住宅性能】気になる住宅性能指標UA値とC値について【ディライトホーム】

★アルミサッシ
アルミ素材のサッシで、歴史が古く軽量ながらも強度があり、耐候性・防火性に優れている。
サビや腐食にも強い特徴があります。金属素材であるため、伝熱しやすく断熱性のは低い。外気と室内との寒暖差熱境から結露を発生させるリスクが高い。
外観色、内観色色が選べる上、フレームとして薄いので、モダンな雰囲気を作りやすい。

★木製サッシ
木本来の質感や風合いが魅力を感じる木製サッシ。
サッシそのものの断熱性のはまぁまぁ高めだが、木の特徴として吸水性があるためアルミサッシや樹脂サッシと比較すると耐久性が劣る。
有機物であるため腐食もするし、変色等も避けられない。
その上、高価なのでなかなか選択しにくい。様々な手入れや加工、塗装など手間がかかるところも人気が無い理由かもしれない。採用する際はデメリットを克服できるテクニックと情熱が必須である。

★複合サッシ
複数素材を組み合わせて作られるサッシ。アルミと樹脂(アルプラ)が多い。
室外側には耐久性の高いアルミ、室内側には断熱性が高い樹脂を使うパターンや、デザイン性や風合い感に優れる木材を使うパターンなど、
それぞれのメリットを生かして商品構成されている。最近は差額なしでも内観色が選べる意匠性を高めたサッシも登場している。性能の良い家に住むとランニングコストも変わります。ランニングコストの話はこちら↓↓

【電気代が高い】ランニングコスト重視?ガスコンロの全てを解説【お得】

デザイン住宅は、フレームの大きさを意識して複合サッシのフレームが薄い意匠性が高い商品を選定している場合が多いと感じています。
サッシやガラスにも選ばれている意味がしっかりあるんですね!!

まとめ

いかがでしたか??窓ガラスの種類。サッシの種類をデザインと機能性に合わせてセレクトすると素敵なマイホーム計画の良い一歩が踏み出せますね!
窓ガラスにもサッシにもたくさんの種類がありますし、それぞれに特徴やメリット、デメリットがあります。
意匠性の高いデザイン住宅に使うとなると、大きさも配置も、作りこまなければなりません!建物のどんな場所に使い、どんな使い方をし、役割や機能が必要か考えるのも参考になりますね。
素敵な注文住宅を建てる参考にしてみて下さいね!!

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