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【神棚】新築の住宅に神棚は作るべき?設置する上で知っておく事【風習】

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こんにちわ!!ディライトホームコラム編集部です。いつもコラムを読んでいただきありがとうございます!

お客様宅での見学会も随時開催しておりますのでぜひお越しいただければと思います!ハウスメーカーを検討している方、住宅会社・工務店を選定中の方は一見の価値があると思います!ぜひ遊びに来てくださいね!今なら予約来場でスタバカードorアマゾンギフト券プレゼント中なのでご予約お待ちしております!!

今回のコラムはディライトホーム代表小林が書きたいと思います!!今まで100件ほどの引き渡しを行ってきましたがその中で神棚を造作で造った人の割合はおよそ15%程度でした。神棚のない家も増え、造作で造れる業者も減ってしまい、需要が低くなると施工費は逆に高まってしまうので造作で造る施主さんも少なくなりました。実際に神棚を設ける方でもホームセンターで買った簡易のものが多い気がしますね。取り巻く環境としても、ハウスメーカーやデザイン系の住宅会社は施工率で言うと10%以下なのは間違いないかもしれませんね!それだけ神棚のない家は全国的に増えています。

今回取り上げる意味合いとしてはそうした神棚のない家が増えてるけど、【そもそも神棚って何?】【神棚とは】というそもそものお話や、注文住宅を造る際に【神棚】についてどのように考えるのがベターか書いてみようと思います。
体感ですが、建て替えの場合や、父母同居型の2世帯住宅を検討している方が作る事が多いイメージですね。
ハウスメーカーやデザイン住宅の担当者の悩み事ランキングを造るとまぁまぁ上位に入ってきそうな【神棚について】書いてみます。

上でも書いたように単世帯型の住宅には最近ではつけることが大分少なくなっている神棚ですが、神様とか習わしとか風習、慣習などの目には見えない物事(スピリチュアルな領域)について日本人は世界一気にする民族なのでできれば悪いことが起きない様にというメンタリティーの方もいれば、験担ぎをしっかりする人もいてある種の多様性を感じます笑

かくいう私は、正月に商売繁盛や家内安全等のお札を神社で受けてくるので、
それらの置き場所としての神棚を有益なスペースだなと感じていたりしますが、実際今からハウスメーカーやデザイン住宅工務店で家を建てる方は取り合わせの難しさや合う合わない等の問題もあるなぁと実感します。

家づくりを考えている方は間取りを決める際に神棚はどうしたらいいんだろう?と考える方も多いと思いますし、
プランを依頼する際には神棚は方角等も重要なので、先に言っておくことが大事です。
そういった家造りの最中の方に参考になるように徹底解説します。

参考になるSUUMOさんの記事はコチラ

神棚とは?

シンプルな疑問、神棚とは?まずはここから解説していきましょう。
神棚とは、自宅や会社、事務所等に神様をお祀りしてお参りしやすくするために作られた棚のことです。
通常の場合は神棚には、神社で受けたお札を納めて神様をお祀りします。
伊勢神宮やその土地の神社に祀られている神様、信仰している神様のお札をお祀りすることが多く、
家の中に設置する神様をお招きする為の社(やしろ)で、神聖で特別な場所です。
昔の和風建築の家には大体造作で造られた大きめの神棚があり、ある意味では木材を手刻みで造っていた時代の大工さんの腕の見せ所でもあった場所でした。

昔の和風建築の家には無い家はなかったんじゃないかと疑うほど神棚は自然に存在していました。
大体の家に仏壇と神棚があるのはある種、神仏融和という施策が深く浸透していて、
アニミズム的信仰というべきか八百万の神信仰というべきか日本人的まぁまぁなぁなぁの信仰の良さが出ている気がします。
自宅にも大きめ神棚があり節分や、正月に手を合わせたり、榊や塩、水、酒を捧げていたことを思い出します。

新築する家に神棚は必要なのか?

神棚は必要か?神棚は不必要か?という二元論に建ってしまうと、
神棚は当然ながら必須のものではないので『家を新しく建てた際に、また事業を起こした時に、必ず神棚を作らないといけないのか?』と質問されると、誰に質問として聞いても「神棚は必ずしも作る必要はない」という答えになってしまいます。

神棚とは、嚙み砕いて書くとお祀りしている神様に日ごろの感謝とこれからの希望を祈りとして捧げ、「家内安全」や「繁栄」や「平和」、「成功」、「成長」、「除難」を願う場所であり、心の置き所・拠り所というニュアンスの場所だと思います。
基本的な考え方としては、神棚を造ると自宅に信仰する神様を迎え入れることができ、神社に参拝しなくとも自宅で神様にお参りすることができるというものです。(自宅で参拝ができる、身近な所に神様にいてもらい守ってもらえるという概念)
また、経営者の方であれば「商売繁盛」を祈願することができます。
神棚が設置されていることで気持ちが安らぎ、感謝の気持ちを持てるのであれば設置したほうがよいでしょう。
また、日頃からあまり信仰の習慣がない場合や、神棚のお手入れが難しい場合には、神棚を無理に作る必要はありません。
棚に置くほかにも壁に掛けるという方法もあります。
ご家族の信仰や習慣、ライフスタイルを考え、日々の生活の中で、お参りやお手入れができそうであり、
正月のお参りなどのお札を置きたい場合は神棚を設けてお祀りするとよいでしょう。最近の傾向としては神棚が無い家の方が圧倒的に多い気がします。

神棚の種類

神棚にはいくつか種類があります。
よくある神棚の種類をまとめると以下の通りです。

一社神棚⇒扉が1つのタイプでお札は「伊勢神宮」「土地の氏神様」「信仰している神社」の順に重ねて祀る。
三社神棚⇒扉が3つあるタイプでお札は中央「伊勢神宮」、向かって右「土地の氏神様」、向かって左「信仰している神様」の順に祀る。
五社神棚⇒扉が5つあるタイプでお札は三社神棚と同様の順で祀る。
箱宮神棚⇒お社を箱型のケースに入れたタイプの神棚で、ガラスの扉があるものも多いです。棚に置くだけでなく壁掛けすることも可能。
モダン神棚⇒現代の洋風な家にも設置することができるシンプルデザインの神棚。神具もモダンデザインで揃えると良い。

棚板を設ける必要がない卓上タイプや壁掛けタイプは↓。
簡易神棚⇒神具などの道具類を揃えないものの、お札やご祈祷札をしっかりとお祀りしたい方には便利。
恵比寿様をお祀りする為のお稲荷様、恵比寿宮をお祀りする為の稲荷神棚などもあります。

これだけは避けよう!!神棚はこういう場所に設置してはいけない

設置場所については、難しいことはあまりないので次のポイントをまず押さえましょう!

・方角:なるべく南or東向き。
・場所:明るくて風通しが良い場所で静かな場所が良い。
・高さ:目線より高い位置。

一般的に和室や客間、リビングなどがいいとされています。
目立ちすぎない場所で、周りの雰囲気に影響を与えない置き方だとなおいいかもしれません。
もし南側でいい方角の設置が難しい場合は、その他のポイントを押さえてある場所に設置しましょう。

逆に次のような場所は避けたほうがいいとされています。
・上に通路がある場所
・トイレやトイレと背中合わせになるような場所、湿気が多い場所
・光が入らない場所(押し入れの中、収納などの中等)
・散らかりやすい場所(子供部屋の中等)
・人が良く通る場所(ドア上、玄関、廊下など)
・仏壇と向かい合わせの位置

上に通路がある場所は、1階に神棚を設置する場合は避けるべきとされ、
できるだけ2階のらない場所か、神棚の上(二階部分の床)を人が歩いたりしないような場所を選ぶのが良いとされています。
とはいえ間取りの構成上難しいケースは多々あるので、
その時は「空」や「雲」といった文字がかかれた紙を、神棚の上の真上の天井の部分に貼ることで、
「神様の上には何もないです、当然踏むことはできません」という意味を持たせる方法もあります。
気になる方は取り入れてみてください。

合わせて読んでほしい記事に鬼門の概念があります。神棚の設置位置のみならず家の守り神様にどこにいてもらうと良いかなどが気になる方はこちらの記事も読んでみて下さい。↓↓

【注文住宅】鬼門とは?家相を何に気を付けたらいいの?【ディライトホーム】

神棚へのお参りの仕方

新築の自宅に神棚を設置出来たら、お参りしますよね?
お参りの仕方も紹介します。
神棚へのお参りの方法は、神社にお参りするときの方法と同じで「二礼二拍手一礼」が最も一般的です。

・二礼:深めのお辞儀を2回
・二拍手:拍手を2回
・一礼:深めのお辞儀を1回

お参りの前には、手を洗ってうがいをして身を清めるとよりよいでしょう。

神棚に備えるお札について

神棚にはお神札がセットで必要です。というか、神社から神さまの御霊が宿る御璽(みしるし)としてお神札を受けてきて、
それらを祀る場所が神棚という立ち位置です。これも覚えておきましょう。

神棚にお祀りするお神札にも作法というか意味合いがあるのでこれも覚えておくといいかもしれません。
伊勢の神宮に祀られている⽇本総⽒神【天照⼤御神(あまてらすおおみかみ)】のお神札を【神宮⼤⿇(じんぐうたいま)】といいます。
その他の各神社で頒布(はんぷ)されているお神札とは区別されています。これらが神棚の御璽なので丁寧に扱ってください。(手に入れてからの道中で座る場所にじかに置かない等)神様が宿る札は「お札」と書くのではなく、「お神札」と書きます。

神宮大麻について
三重県伊勢市に鎮座している神宮【通称:伊勢神宮、お伊勢様】は【天照⼤御神様】をお祀りしています。
自宅に置く神宮大麻は伊勢詣でをしないと手に入らないのか・・・というとそうではなく、日本全国の神社と名の付くところであれば、
大抵頒布しているのでお近くの神社に問い合わせると良いと思います。
また併せて、土地の神様である氏神神社のお神札も頒布しているはずなので受けてくるといいでしょう。

崇敬神社のお神札
神棚は天照大神様から授かる神宮大麻の他、氏神神社のお神札もお祀りします。
⽒神神社とは、地元の⼟地やそこに住んでいる人々を守って下さる神社のことです。
それ以外にも例えば学問の神様や商売繁盛の神様、良縁の神様等の崇敬神社から受けたお神札がある場合はそれらもお祀りしましょう。
崇敬神社のお神札は複数体あっても問題ありません。

御祈祷札について
御祈祷を受けるといただけるお神札で、お願い事が書いてあるお札は神棚の中には収めず、神棚の向かって左側にお祀りします。
神社から頂くお神札には薄い半紙の様な紙が巻かれていることが多いですがこれはお神札を神棚にお祀りするまで清浄に保つためのもので、お札が汚れないように巻いてあるものなので神棚にお祀りする際は取り外して下さい。

神棚の手入れの方法について

神棚は神ほこりが溜まりやすい場所でもありますのでこまめにお手入れし、綺麗な状態を保っておきましょう。

神棚に使う材料はコーティング等が施されていない無垢材の白木の板が使用されている場合が多いので、お手入れは乾いた布で行います。
特にお盆や年末年始などの人が多く出入りするタイミングでは念入りにお手入れしましょう。
念入りな手入れのやり方を説明します。

家の周りに雑木林などがあったりする環境ですと蜘蛛やカメムシがたまっていたりする場合もあります。いったん全部の神器を別な場所に移して綺麗にした後掃除して、虫よけスプレーを噴霧して虫などが寄りにくくするのもいいかもしれません。

1. 手洗いとうがいをして身を清める。
2. 一礼し、神具等は卓上などの人が踏む場所や、座る場所ではない場所へ移動する。
3. 棚板を乾いた、新しい布等で拭く。
4. お札に息を吹きかけないように注意しながら取り、仮置き場所は白い布の上に置いておく。
5. 陶器の神具丁寧に水洗いして拭き、榊(さかき)を取り替える。
6. お札を戻し、お水・お米・お神酒・お塩などを新たにお供えする。
7. 最後に一礼して終了。

神棚と仏壇両方を同じ場所に置く場合、置き方で気を付けることはある?

実は神棚と仏壇は置いていい場所が似通っているので、同じ部屋に置くこともありますね。
その際に気を付けるべきポイントも書いておきます。

1、向かい合うように置かない
向かい合う配置は、片方にお参りする際に片方にお尻を向ける形になってしまうので失礼な形になります。
2、上下にならないようにする
神棚は大体天井付近にあり、仏壇は目線の高さに来るようなイメージです。優劣をつけることになるので、上下にならないように配置した方がよいです。
3、できるならば神棚は向かって左側、仏壇は右側がよしとされている
これはあくまで可能であればなので、実際逆になっても問題ないという方もいます。
4、高さが揃った横並びはNG
大体高さは神棚が高くなるので横の配置でもその場合は構いません。横並びというのが良くないといわれています。

まとめ
いかかでしたか?時代の流れとともに神棚の役割や神棚に対する考え方、向き合い方も少しずつ変わっていく気がします。
いつまでもお祀りしている神様を大事にできるような神棚を造れたら最高ですし、【お子様に神棚って何?】と聞かれた時にすっと答えられるとカッコいいですね!そういったところで伝えていくことがある意味信仰心となって家を守ってくれるのかもしれません。実際に注文住宅を建てる際に神棚について気になる事がある際は遠慮なくディライトホームにご相談ください。

神棚や家相、鬼門、張りや欠け等々、信仰心や個人の主義主張ポリシーによって向き合い方が変わるものに関しては、
住む人が嫌な思いをしないという大前提のもと大きな意味でのアドバイスをさせていただきます!

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