こんにちわ!今日のコラムはディライトホーム代表小林が書きたいと思います!!
今回取り上げるのは注文住宅を造る際に話題になることが多い【ハウスメーカーとか工務店のちがい】について話してみようと思います。
家づくりを考えている方は皆さんは家づくりのパートナーとしてどの会社を選ぼうか?と考えていると思います。
そんな時、ハウスメーカー、設計事務所、工務店ってそれぞれどう違うの?と思ったりしますよね?
実は、住宅業界にいる人でも明確に違いを説明できる人は少ないかもしれません。
工務店と聞くと小規模、ハウスメーカーと聞くと大規模と思いがちですかね。
そんなところを徹底解説します。
目次
ハウスメーカーの特徴
まず、ハウスメーカーと呼ばれる会社さんの特徴は、
1、全国展開している
2、資本力が大きい
3、フランチャイズの場合もある
4、有名
5、安心感がある
6、会社によってはブランド力がある
7、プランなどに制限があることが多いので建てられる建物の自由度は低め
という感じで、
積水ハウス、一条工務店、ダイワハウス、セキスイハイム、ミサワホーム、住友林業、三井ホーム、ヘーベルハウス等が大手系ハウスメーカーと呼ばれるハウスメーカーです。皆さんもハウスメーカーの名前はメジャーなので知っていると思います。
また、
アイフルホーム、タマホーム、ユニバーサルホーム、クレバリーホーム、ヤマダホームズ等が中堅ハウスメーカーと呼ばれるハウスメーカーです。
※これで全てというわけではないので、このハウスメーカーは、大手??中堅??と気になったらインターネットで検索してみてください笑
工務店の特徴
次に工務店と呼ばれる会社さんの特徴は、
1、地域密着型で施工エリアが限定される
2、ハウスメーカーに比べて小規模なので管理コストが低い(商品自体も安くなる)
3、ハウスメーカーに比べて宣伝広告費、人件費、等の運営コストが低い(商品自体も安くなる)
4、施工の自由度が高い
5、アフターや施工精度は大手の様に統一されていないのでムラがある。
6、モデルハウスがない会社もある為、選ぶのが難しい。
7、棟数が少ない会社だと、材料を仕入れる時に高いので、安く建てられない場合もある。
工務店はこんな感じです。
大工さん一人でやっているような会社もあれば、
組織化していて規模を縮小したハウスメーカーのような形になっている会社もあるかもしれませんね。
設計事務所の特徴
次に設計事務所の特徴は、
1、意匠設計だけしかしない会社、施工までする会社、様々ある
2、デザインが自由でおしゃれな家を建てていることが多い
3、費用感がバラバラで見積もりが出てくるまでにかなり長く時間がかかる
4、年間の施工件数が少ない傾向にあるため、割高になることが多い
それぞれのメリット、デメリット
それぞれ、メリット、デメリットがあるわけですが費用感について少しだけ解説します。
⇒ハウスメーカーと工務店とパワービルダーの建てる住宅の値段がなぜ大きく違うのか?
家造りの打合せ内容で多くの部分は【家の価格・値段】に関することです。
住宅の価格やコストは坪単価や総額費用で表すと解りやすいのですが、実際はどうしてそうなっているのかに注目することも大切です。
家づくりの値段における差は、人件費、材料費、諸経費の考え方の違いが原因であると言えます。
住宅を建築するにあたって、一般的にハウスメーカー(大規模な住宅会社)と、工務店(中小規模の住宅会社)では、大体の場合工務店の住宅価格が安くなることが多いです。
ハウスメーカーと工務店が建てた新築を比較する場合、同じような坪数、プラン、見た目、内装の仕上げ、住宅設備の住宅が2棟あるとしたら、工務店で新築を建てた方の家が安くなるはずです。
価格に差が出るところ
人件費(大工さんや職人さん)による価格差
材料費(構造躯体や建材、住宅設備等の購入物)による価格差
諸経費(現場作業労務費以外の人件費や広告宣伝費、工事関連費用の金額)の違いによる価格差
大きな規模の管理コスト
まずは、「人件費(大工さんや職人さん)による価格差」について説明します
ハウスメーカーと工務店の建てる家の違いで最も分かりやすいのは、大工さんをはじめとする職人さんなどへの「手間代」と呼ばれる施工労務費です。
大工に払う労務費を「大工手間」などと呼びますが、工務店が大工さんに仕事をお願いする際は、1日あたりの日当として2万円前後の金額が相場となっています。(上昇傾向にある)
また会社によっては、大工さんの施工労務費を1坪いくらと換算して、概算で大工手間を決めている場合もあるとおもいます。※1坪4万で30坪の建物だからこの現場は120万円でお願いします、みたいな感じです。
こだわった注文住宅の場合、工事完了までの施工日数を最初に決めて発注することは難しいので、工務店やハウスメーカーは大工さんに「坪単価」を決めて発注している場合が多いと思います。
地場工務店が大工さんに仕事を発注する際のおよそ坪単価は、仕事の内容や現場の難易度にもよりますが5万円/坪前後のところが多いと思われます。逆にハウスメーカーが大工さんに仕事を発注する際の坪あたりの単価は、4万円/坪前後の会社が多いと思われます。
地域に根差した工務店が依頼する、優秀な熟練の大工さんの方が、やや単価が高くなります。大手ハウスメーカーの場合は、大工さんの仕事が途切れないように仕事を発注することで、相場よりも割安に単価を設定している会社が多いです。
工務店とハウスメーカーの価格差が大きくなる大部分の原因は「工期」に対する考え方に違いがあるからかもしれません。
工期が短ければ短いほど現場にかかる経費も安く済むし、早く完工して迅速に引き渡しを行うことで工事代金も早く回収できます。
ハウスメーカーの場合、工期を短くすることで、ハイコストパフォーマンスを実現するという考え方です。
特に大工さんの施工領域である「木工事」にかける施工期間は両者で大きく異なります。
仮に木造の40坪の新築住宅を施工すると仮定して、実際の大工さんの「大工手間」と「施工期間」を検証すると、
大工手間について⇒
工務店の発注金額⇒40坪×5万円(1坪あたり)=200万円
ハウスメーカーの発注金額:40坪×4万円/坪=160万円
施工期間について⇒
工務店の木工事の標準的な期間⇒3ヶ月
ハウスメーカーの木工事の標準的な期間⇒1.5ヶ月
工務店の仕事を請け負う大工さんは、3ヶ月で200万円の売上になります。
また、ハウスメーカーの仕事を請け負う大工さんは、1.5ヶ月で160万円の売上になります。一見、ハウスメーカーの仕事を請けた方が大工さんは儲かりそうに見えますが、
厳しいぴちぴちの工期での施工が多い為、木工事完了予定日に間に合わない場合は増援の大工さんに来てもらって施工を行うことになるので、
一人あたりの手残りはそんなに大きく変わらなくなるのが実情といえます。
同規模の住宅の施工で、「納期優先、スピード重視」1.5ヶ月施工か、
「丁寧さ優先、クオリティ重視」3ヶ月施工か、目指す方向性の違う家だとも言えますね。
次に、「材料費(構造躯体や建材、住宅設備等の購入物)による価格・値段の差」についてまとめます。
ハウスメーカーは仕様を固定化し、大量に購入することで、仕入れを割安にしてコストを下げています。
一方で工務店は仕様を固定化していない会社が多いので、打合せの結果お客様が選んだ製品を仕入れます。
特に二者で仕入れる価格の差が大きくなるのが、住宅設備機器(キッチン、ユニットバス、トイレ等)です。
例えば、定価100万円のユニットバスで比較します。
工務店が選んだ新製品のユニットバス⇒(割引率が60%と想定):40万円
ハウスメーカーが選んだ量産型の製品のユニットバス⇒(割引率が75%と想定):25万円
仕入れ価格については、他の材料、建材でも同様のことが多いです。
工務店で注文住宅を新築する場合でも、今までの取引実績や関係性で「このメーカーのこの製品だったら、他の会社より安く仕入れられる」という場合もあります。
最後に、「運営コスト(現場作業以外の人件費や広告費の金額)の違いによる価格差」についてご説明します。
ハウスメーカーと工務店で比較すると、運営コストはハウスメーカーのほうが圧倒的に高いです。
自社の集客や宣伝に使われる広告費が必要ですし、営業マンなどの人件費、総合展示場に出店しているコストなどの経費が膨大にかかる場合がほとんどです。
モデルハウスを持っている場合は、当然土地の費用、モデルハウスの建設・運営の費用も掛かります。
工務店のビジネスモデルは、人件費、材料費を最小化しつつ、運営コストを可能な範囲で抑えることで、自社の商品コストを下げる仕組みです。
工務店はそもそも宣伝広告すら行っていないケースもあるので、その分、住宅価格が安くなる傾向にあります。
工務店の中にも独自でモデルハウスを設けている場合がありますが、それほど多くはありません。
メンテナンスについても同じような考え方ができます。
住宅事業者のほとんどが長期保証を掲げていますが、将来的につぶれないとは言えない事業者なら、長期にわたる点検・維持管理を期待するのは難しいです。
ハウスメーカーは、事業規模が大きいですが競合先も多いので、倒産しないと言い切れる会社は少ないです。
新築住宅をより多く建てていく、ある種数を追うビジネスモデルということもあり、メンテナンスや点検は逆に熱が低いように感じます。
工務店は、地域に根ざした会社なので「建てて終わり」というわけにはいかないので、
家を建てたお客様の評判や評価が次の仕事にもつながると理解している会社はメンテナンスや点検に熱心です。
口コミ等を参考にしてみるといいのではないでしょうか。
ディライトホームが目指す家づくりは?
ディライトホームが目指す注文住宅づくりは、設計事務所、工務店、ハウスメーカーのいいとこどりを目指しています。
設計事務所の自由度の高いデザイン性を建築家と建てる家づくりで可能にして、
工務店の様に地域に根差したいい職人さんを抱えていき、
ハウスメーカーの様に効率のいい家づくりを行うことで、継続発展する企業を目指しています。
まとめ
ハウスメーカー、工務店、設計事務所の違いは分かっていただけたでしょうか??
ディライトホームでの家づくりはデザイン性、経済性、自由度にこだわって仕組みを作っています。
皆さんに寄り添っていける会社であるために全力投球です!!
代表 小林
福島県須賀川市出身で、山形県で住宅営業のキャリアを10年ほど積み、地元でデザイン性の高い注文住宅を提供したいという思いから
2021年7月から福島での営業開始。2022年3月に株式会社DELiGHT HOMEを創業。
おしゃれな家を建てている会社ってどこかな?と言われたら一番最初に名前が挙がる会社を目指し日々奮闘中。
福島県、郡山市、須賀川市を中心に注文住宅をご検討中、メーカー選定中、マイホーム計画検討中の方はぜひDELiGHT HOMEへ!
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