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【外構計画】駐車場の横幅と奥行きはそれぞれ何m欲しいか、注意したいこと6選【注文住宅】

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今回のコラムテーマは、【駐車場の広さ】がテーマです
各家庭によって必要な駐車場のサイズは違いますね!どんな車に乗っているか、所有台数、来客の頻度等々、駐車スペースにまつわる失敗談は数多くあるので失敗したくないものです。
疑問や失敗しない進め方を徹底的に解説します。
当然ですが自家用車を持っているご家族は敷地内に駐車スペースを計画しますね?
広々した土地を所有している方はゆったりな駐車場を確保できると思いますが、狭小地だと、そうはいかないので、コンパクトに収める必要がありますよね

どのくらいのサイズ感が適しているのだろう?これは家造りする方の共通の悩みなのかもしれません。
今回は駐車場を検討する際に必要最低限の広さ感覚や平均的な広さ・大きさを紹介しつつ、特徴を交えてそれぞれのサイズ感について詳しく解説します。

頼りになるSUUMOさんの記事はコチラ

1 まず現在乗っている車の大きさ(車幅、全長、車高)を確認

駐車場に必要な広さは、停める車の車種によって大きく変わるので、まずは、車の大きさを確認しなければなりません。

よくある一例を紹介しておきます
全長 全幅 該当車種
軽自動車 3.4m 1.48m NーBOX、ジムニー、ハスラー、アルト、ワゴンR、など
小型自動車 4.5m 1.68m ヤリス、ヴィッツ、ライズ、アクア、フィット、スイフト、ノートなど
中型車 4.8m 1.70m プリウス、ヴェゼル、ハリアー、エクストレイル、フリードなど
ワンボックス 4.8m 1.70m ヴォクシー、アルファード、ステップワゴン、セレナ、デリカ、など
大型車 5.2m 1.87m アウトランダー、ランドクルーザー、ベンツ、レクサスなど

もちろんこれらは目安の大きさになるので、車種やグレードによって差があります。しっかり調べましょう。
乗っている車の種類が解ったら両サイド、前後にどれくらい余白があればいいのか考えつつ、駐車スペースの広さを考えます。この際ですが、【今は軽2台だけど子供が生まれたら・・・】など将来のる予定の車のサイズに合わせて考えて下さいね!

2 駐車スペースの横幅と奥行きが何mあると困らないか

さて、上でまず車体について確認できたなら余白込みで駐車場の横幅、奥行きはどれくらい必要か解説します。
具体的に何mずつ必要なのか、【最低限必要な広さ】とできればこのくらい・・・という【理想的な広さ】を書いていきます。

駐車場スペースとして必要な最低限の広さは奥行きは車の全長に+50cm(前後25㎝程度の余裕)、車の全幅に×1.3をした広さが一般的です。下にまとめます。

【最低限必要な広さ】
必要最低限の奥行 必要最低限の幅 片側の余裕
軽自動車 3.9m 1.924m 22.2㎝
小型自動車 5.0m 2.184m 25.2㎝
中型車 5.3m 2.21m 25.5㎝
ワンボックス 5.3m 2.21m 25.5㎝
大型車 5.7m 2.431m 28.05㎝

片側の余裕を参照して貰えれば想像できると思いますが、駐車はできるものの、車の両サイドの空間が合計で50cm程度だと、乗り降りやドアの開け閉めがかなり心配です。

このサイズの配置はとにかく土地が狭くてギリギリしかスペースを設けられないご家庭や、
車の他にバイクガレージを置きたいご家庭、車の使用頻度がかなり低くたまにしか出し入れしない等のケース用で一般的なレベルではないと考えて下さい。可能であれば避けたい寸法です。

続いて、理想的な広さについてです。
理想的な広さは奥行きは車の全長に+70~80cm(前後35~40㎝)、車の全幅に×1.7をした広さが良いとされてています。下にまとめます。

【理想的な広さ】
理想的な奥行 理想的な幅 片側の余裕
軽自動車 4.1~4.2m 2.516m 51.8㎝
小型自動車 5.2~5.3m 2.856m 58.8㎝
中型車 5.5~5.6m 2.89m 59.5㎝
ワンボックス 5.5~5.6m 2.89m 59.5㎝
大型車 5.9~6.0m 3.179m 65.45㎝

前後左右に約1m前後ゆとりがある寸法なので駐停車の楽さ、強風でも安心なドアパンチにならない幅感と言えます。
人の乗り降りはもちろんのことですが、物の出し入れの際の後方のハッチバックなども停め直しせずに開けられるレベルですし、
お子様や足の不自由な方の乗り降りもしやすくなります。

このサイズを採用すべきご家庭は毎日車を使う方がいる場合や、奥様が駐車が苦手だったりする場合や、お子様が頻繁に乗り降りする場合や、大きな荷物の出し入れが多い場合などが当てはまる方になります。
敷地面積に余裕があるのであれば、こちらのサイズを採用する方が無難です。
理想的なサイズの採用が不可な敷地の場合は、幅を優先して理想的なサイズに近づけて下さい。ある意味奥行きは何とでもなりますが、幅が狭いと何ともなりません。駐停車や乗り降りの楽さを優先させると良いと思います。

3 駐車スペースの横幅と奥行きの平均的なサイズを解説

では実際の平均のサイズは?という疑問には経験則で回答します。
今までの採用してきたサイズ感は土地単価の安い東北を主戦場にしていることもあって広めでした。

【敷地に1台駐車する場合】
敷地に1台だけ駐車する場合(東北では大人一人に一台なのであまりないですが)、
奥行5.5m×幅2.5mの駐車スペースを取るパターンが多かったです。

この駐車スペースの寸法は中型車以上の大きさの車の理想的なサイズで、大型車の必要最低限のサイズになります。
子育て世代の自家用車として使われているワンボックスカーやミニバンなどの人気が高い車も停められます。

【敷地に2台駐車する場合1】(2台とも軽自動車ではない車)
東北では夫婦それぞれが車を所有しているケースも多いですね。
2台それぞれが小型車から中型車やワンボックスカー、ミニバンなどの普通車+普通車の場合に選ばれていた平均的なサイズを解説します。
2台とも普通車の場合はカーポートサイズで駐車スペースのサイズで言うと、奥行5.5m×幅5.5mが多かったです。
東北だとカーポートの設置もなかなか多いのですが、そのメインサイズがこちらの5.5×5.5のサイズなので、後ほど設置するとしても、対応ができます。
隣に車が停まっているところに駐車するとしても窮屈に感じないはずです。

【敷地に2台駐車する場合2】(1台が軽自動車、1台が普通車)
ご夫婦で普通車と軽自動車に乗っているご家庭も割と多くあります。
そんな場合は、奥行5.5m×幅5.2mを採用するパターンも良くあります。
軽自動車を乗り換えて普通車2台にすることがないならこのサイズがベターです。
ですが、カーポートを検討している場合は5.5m×5.5mのものが一般的なので注意してください。
軽自動車の方が必要な駐車スペースの幅感が30cmほど小さいので、その分を圧縮している形です。

【敷地に1台の車を道路と平行に駐車する場合】(要運転技術)
車を道路と垂直に駐車するだけのスペースが確保できない場合は、道路と平行に車を縦列駐車させる方法もあります。(あまりお勧めはしませんが)
この場合、スペースのサイズは、最低でも奥行が7m×幅が3m程度は必要でしょう。
縦列駐車は敷地内で何度も切り返さないといけないので、ゆとりがないとトラブルを起こす可能性も出てきます。
気を付けたい所です。

4 駐車スペースの横幅はこう決める(各サイズ解説)

駐車スペースとして高頻度で採用される横幅の寸法について解説します。

横幅
2m :軽自動車1台専用になります。運転席側だけがドア開閉可能なイメージ。かなりコンパクトな駐車場の横幅です
2.5m:コインパーキングや役所、公共施設等の一般的なよくある駐車場の横幅です
3m :ファミリーで行くようなショッピングセンター等の駐車スペースのイメージで、風に煽られてドアが持っていかれてもトラブルが起きにくいかなり広めな駐車スペースの横幅です
3.5m:車イス利用者さんや、ハマー、ランクル、クラスの大きな車でも悠々停められる感覚で思いやり駐車場等の横幅です

駐車する際の難易度、ドアがどれくらい開くのかも確認しておきます。

横幅 駐車の難易度 ドアが満足に開くのか
2m D難度 駐車が苦手な人は停められないかも 開く幅が狭いので乗り降りしにくい
2.5m C難度 そこまで難しくない 風に煽られなければ乗り降りは問題ない
3m B難度 停めやすい、下手な人も問題なく停められる 全開に開けられる
3.5m A難度 停められない人はいないレベル 全開に開けられる

駐車が得意な人にとっては2.5m幅のスペースがあればまったく問題無いと言えます。
車の運転、駐車が苦手な人にとっては、2.5m幅以上の駐車スペースを選択するのがベターです。

5 駐車スペースの奥行きはこう決める(各サイズ解説)

次に駐車場の奥行の寸法によく採用されるサイズ感を解説します。

奥行き
4.5m:よくある軽専用の表示がある駐車場のサイズ感です。当然幅も狭めに設計されています。
5m :公共駐車場など一般的な駐車場の奥行です。車止めが無いと下がりすぎて危ない場合もあります。
5.5m:きちんと止めるとハッチバックで物の出し入れなども簡単にできます。
6m :外車やランクル等の大型車も余裕で停められる駐車スペースの奥行です

奥行きもそれぞれの駐車する際の難易度と、ドアがどれくらい開くのかも確認しておきます。

 

奥行き 駐車の難易度 ドアが満足に開くのか
4.5m: D難度 前面道路の幅、駐車場の進入角度が悪いと停めにくい バックドアは基本的に全開にならない
5m : C難度 大きい車でなければ駐車しやすい 注意しながらバックドアを開けられる
5.5m: B難度 駐車が苦手な人でなければ駐車しやすい バックドアを全開にすることができる
6m : A難度 誰でも、大きな車でも停めやすい バックドアを余裕で全開にできる

斜めに止める形などでなければ幅の影響に比べると、奥行での駐車の難易度への影響はそれほどありません。
ドアの開け閉めに影響があるのはバックドアのみなので、トランクからのものの出し入れが頻繁でない場合はあまり影響がないでしょう。
無難なのは5mの奥行きからという感じですね。

6 自分の家に合った駐車場を配置しよう

駐車場のスペースを広さを決めるときは、次のことを考えましょう。

停める車の台数
停める車の種類
駐停車する頻度
駐車する人の運転技術
将来的な使用車種を考えて、普通車2台を基準に考えつつ来客用に1台分は設けておくのが無難です。

1台しか取れない場合は奥行き5.5m×幅2.5mを基準としましょう。
2台並列に確保する場合は奥行き5.5m×幅5.5mを基準にしましょう。
3台分確保する場合は奥行き5.5m×幅8mを基準にしましょう。
これらの寸法を基本に敷地に合わせて微調整しましょう。
奥行き5.5m×幅5.5mを基準にするとカーポートが後付けすることもできます。圧迫感は若干出ますが車が傷みにくくなったりもするので便利です。

【まとめ】

いかがでしたか??是非駐車スペースを考えるなら参考にしてみてくださいね!!

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