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ロフトを平屋に取り入れるメリットとは?

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今回は平屋のロフトについて紹介します。これから平屋を建てたいと検討中の方や、ロフトに興味がある方には是非読んで頂きたい記事となっています。

ロフトとは?

ロフト(Loft)は、建築や不動産の文脈で使用される用語で、通常は屋根裏や天井の空間を指します。これは、住宅や商業ビルなどの建物内で、一般的には居住スペースとしては利用されていない高い天井や斜めに傾いた屋根の部分の事を言います。

ロフトは、その特有の特徴から、ユニークで魅力的な空間と見なされ、近年では住宅やオフィス、アートスタジオ、ギャラリー、小売店など、様々な用途に転用されています。

典型的なロフトの特徴には、高い天井、大きな窓、オープンな間取り、そして時には木や鉄の梁が露出していることがあります。これらの要素は、ロフトを広々とした、開かれた雰囲気の空間にし、独自のデザインやアーティスティックな要素を取り入れることができるようにしています。

またロフトを取り入れる事による利点は他にもあります。建築基準法の採光や換気の規格をクリアしていない為、居室に認定されません。この条件をクリアすることによって、ロフトと認定された場合には居室の該当から外れるため、延べ床面積からも除外されます。延べ床面積から除外された場合、固定資産税が免除され節税対策にもつながります。

しかしロフトを作る場合、天井高を1.4m以下で設定し、ロフトの床面積を直下の階の2分の2未満するという条件を達成しなければいけません

この制限をクリアすることで居室には当たりません。ただし、規定のサイズを超えると居室扱いになってしまうため、部屋の広さには要注意です。

ロフトを設けるメリット

平屋を建てる際に、ロフトを作りたいと思う方は多いと思います。若い世帯を中心に人気を集めているロフトを取り入れるメリットをご紹介します。

・ロフトを導入することには、様々なメリットがあります。以下に、ロフトのメリットをいくつか挙げてみます。

【オープンな空間デザイン】

ロフトは通常、壁や仕切りの少ないオープンな空間が特徴です。これにより、広々とした雰囲気が生まれ、部屋全体が一体感を持ちます。柱や梁などの構造物も露出していることがあり、これが独自のデザイン要素となります。

【空間の有効活用】

ロフトは、通常無駄になりがちな上空間を有効に活用できるため、住宅やオフィスなどの空間を最大限に利用できます。これにより、小さな部屋でも十分な収納スペースや追加の活動空間を確保できます。

【クリエイティブなデザインと柔軟性】

ロフトはデザインの柔軟性が高く、独創的でクリエイティブな室内空間を生み出すことができます。異なる高さや階層を持つことで、個性的な住環境やオフィス環境を構築することができます。

【追加のリビングスペース】

ロフトは追加のリビングスペースを提供し、趣味や娯楽、仕事など、様々な用途に利用できます。アートスタジオ、読書スペース、ホームオフィス、ゲストルームなどとして活用することができます。

【不動産価値の向上】

ロフトの設置は、不動産の魅力を高め、将来的に不動産価値の向上に寄与する可能性があります。特に、クリエイティブなデザインや機能的なスペースが市場で評価されることがあります。

【自然光の利用】

ロフトのを設ける大きなメリットとして、採光面でとても有利になることがあります。ロフトを設けることで天井を高くし、高くした天井に窓を設けることで高い位置から光を取り入れることができます。高い位置に窓を設けることで採光の効率が上がります。また、高い位置からロフト全体を照らし、その周辺の空間を明るくすることができます。

ロフトのデメリット

【高温や低温への影響】

ロフトが屋根の近くに位置するため、屋根の断熱が不十分な場合、夏は高温に、冬は低温になりやすいことがあります。これにより、居住空間の快適性が低下する可能性があります。

【高さの制約】

ロフトへのアクセスが階段などに依存しているため、高齢者や体力の制約がある人にとっては不便に感じることがあります。また、大きな家具や荷物の運搬も制約が生じる可能性があります。

【音響問題】

ロフトが上層に位置するため、下層への音響の伝播が起こりやすく、音の遮断が難しいことがあります。特に、足音や移動する音が下の階に響くことが考えられます。

【清掃問題】

ロフトは、開放的になっている分、ほこりが溜まりやすくなってしまいます。

ロフトのデメリットをいくつかあげさせて頂きましたが、どの項目も設計や間取りを工夫することによって、十分改善させることが可能になります。また、設計依頼をする前に自分自身で間取りを作成してみると、建物全体のイメージが浮かびやすくなり、改善ポイントもよく見えてくると思います。
こちらではそのような方へ向けて、ディライトホームスタッフが実際に使ってみて、皆さんにも是非使用してもらいたい間取り作成アプリ紹介記事を掲載させて頂きます。

ディライトホーム コラム:【理想の間取り】シュミレーションできるおすすめアプリ•ソフトを紹介!

→リンク:https://delight-home.jp/column/1874/

ロフトと階段の選択

ロフト階段を選ぶ際には、機能性、デザイン、安全性などさまざまな要素を考えて選択する必要があります。一般的なロフトに使用されている階段は【固定階段】と【可動式はしご】の2種類があります。

・以下に、固定式階段と可動式はしごのメリットをいくつか挙げてみます。

【固定階段】

・安定性と耐久性
建物に取り付けられ、固定する際に階段を躯体の柱に、ビスなどを用いて設置するため、高い安定性と耐久性を提供してくれます。これは、階段を頻繁に利用する場合や大きな荷物を運ぶ場合に大きな助けとなります。

・デザインの柔軟性
建築プロジェクトにおいてデザインの柔軟性があります。様々なスタイルや素材を使用して、建物のデザインに調和させることができます。

・常時利用可能
いつでも利用可能で、階段の上り下りが簡単です。これは、ロフトを住居や仕事のスペースとして頻繁に使用する場合に重要です。

【可動式はしご】

・スペース節約
必要なときだけ使い、使わないときには収納が可能です。これにより、ロフトのスペースを効果的に利用することができます。

・デザインの柔軟性
様々なデザインや素材で提供されており、特定のデザインに合わせて選択することができます。また、可動式の特性から、斬新で創造的なデザインが可能です。

・移動性
必要に応じて他の場所に移動できるため、ロフトの配置変更や将来のリフォームに柔軟に対応できます。

・コスト効果
固定階段よりも一般的に設置コストが低く、手軽に導入することができます。

ロフトのある平屋の実例

・ロフト付き平屋の写真を見てもらうことにより建物のイメージを膨らませてもらいたいと思います。
こちらでは、ディライトホームのロフト付き平屋の実例を紹介させていただきます。

こちらの住宅では、2種類の異なったロフトが設けられています。ロフトを取り入れたことによって、平屋の空間を最大限に活かした間取りになっています。

【ロフト(1)】

・こちらのロフトはカウンターが取り付けられています。これによって、子供の勉強空間や、旦那さんの趣味や仕事のディスク作業空間としても活用することが出来ます。

【ロフト(畳)】

こちらのロフトは、畳敷きになっています。ご家族でくつろいだり、来客が来られた際の寝室としても使用することが出来ます。

【キッチン】

・オープンキッチンから見れる位置にロフトがあることによって、子供がロフトで遊んでいる場合も、様子を確認しながら家事や調理をすることが出来ます。またロフト上部の窓によって、リビングやキッチンに日差しが入り、部屋全体を明るい空間にしてくれています。

上記で紹介させて頂いた施工写真以外もご興味を持っていただけた方は、この物件のリンクを掲載させて頂きますのでご覧ください。

福島県須賀川市S様邸

まとめ

平屋ロフトは、開放感、デザインのアクセント、将来への可能性といった魅力を兼ね備えた住まいです。これからの住宅のトレンドを見据えつつ、個性的で快適な生活空間を求める方にとって、平屋ロフトは未来志向の第一歩と個人的におすすめします。新しいライフスタイルを追求し、住まいに個性をプラスしたい方には、ぜひ検討してみる価値があります。
今回紹介させて頂いた記事を参考にして頂き、自分達だけの理想のマイホームを建ててください。

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