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住宅の屋根の形や材の種類を徹底比較!それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介

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こんにちは!ディライトホームです!
今回は屋根材の種類・形状について解説してきます!

普段屋根材の種類や形状について詳しく考えるときはないかと思います・・・
しかし、それらは住宅の印象や性能を決めるうえでとても大切な要素です。

普段聞きなれない言葉が多いかと思いますが、屋根材について7種類と屋根の形状を11種類紹介していきますので、最後までぜひお読みください!

目次

屋根材はどのような種類があるの?7種類を徹底比較

・スレート|比較的安価で加工しやすい
・粘土瓦|デザイン性が高く耐用年数が長い
・セメント瓦|断熱性や防音性が高い
・ガルバリウム鋼板|防水性や耐震性が高く人気な屋根材
・トタン|軽量で耐震性が高く安価
・アスファルトシングル|デザイン性と耐久性に優れた屋根材

スレート|比較的安価で加工しやすい

最初にご紹介するのは、スレートになります。スレートは日本で、とても一般的な住宅の屋根材ですね。
スレート屋根は、主にセメント(コンクリートを作る材料)と繊維材から作られます。

スレートにするメリット

・カラーデザインが豊富
スレート屋根はデザインが豊富なことがメリットとしてあげられますね。一般的な材料ということは、流通している数も多いので、それだけ様々なデザインが開発されます。

・軽量で加工しやすい
スレート屋根は瓦より軽いという特徴があります。おおよそ瓦の半分程度と言われています。

・他の屋根材に比べて比較的安価
スレート屋根は他の屋根よりも価格が抑えめです。また、耐用年数も長いため、非常にコストパが高い材となっています。

スレートにした時のでデメリット

・ひびが生じやすく塗装が剥げやすい
スレート屋根はセメントを主材料としているため、割れやすいです。

・材自体には防水性がない
スレート材自体には防水性がないです。そのため、防水性を担保するために表面に防水処理がされています。その防水性を保つために、メンテナンスを定期的にこなう必要があります。

・定期的なメンテナンス性が必要
風化によって前述の防水性が劣化してしまうため、10年ごとに塗装をする必要があります。

粘土瓦|デザイン性が高く耐用年数が長い

粘土瓦は古来より日本に使われてきた屋根材ですね。昔ながらの古民家や、田舎の実家のおうちでよく使われています。

粘土瓦にするメリット

・耐久性が高く、外観を美しく保てる
古民家で使われて、現在でも使われていることからわかるように、耐久性がとても高く、外観の劣化も少ないです。

・豊富でデザイン性が高い
和風のおうちにしたい方は粘土瓦にあこがれがあると思います。

・耐火性、耐水性、防音性が高い
表面に酸化によっての膜が形成されたり、とても密度の高い材で構成されていることで、これらの項目がとても高くなります。

粘土瓦にした時のデメリット

・台風や地震で破損しやすい
粘土瓦はその高密度からくる重量のせいで、台風や地震でのダメージを受けやすくなります。

・重量が重く、施工に手間がかかるため、初期費用が高い
材が重いことによって、職人さんの施工に時間がかかってしまいます

・勾配が緩やかな屋根には適していない
下の瓦に上の瓦を重ねて施工する上、野地板よりも瓦表面の勾配が穏やかになってしまいます。そのため、勾配が緩やかな屋根だと、瓦屋根で施工をすることができません。

セメント瓦|断熱性や防音性が高い

セメント瓦は粘土瓦の構成する材料にセメントを用いたものになります。要するに瓦の形をしたセメントですね。

セメント瓦にするメリット

・粘土瓦に比べて安い価格で、瓦のデザインを実現できる
製法が粘土瓦とは異なるため、粘土瓦と比べると安い価格となっています。

・断熱性が高い
金属系の屋根材に比べると断熱性が高くなります。

・防音性が高い
セメント系の材料は密度が高いので、防音性が高くなります。

セメント瓦にした時のデメリット

・粘土瓦よりも耐用年数が短い
セメント瓦は、屋根材の中では比較的長い耐用年数を持っています。しかし、表面に粘土瓦に比べると耐用年数は短くなっています。

・重たいため耐震性が低下する
防音性や断熱性の裏返しとなりますが、重量があるため耐震性が低下してしまいます。

・塗装による定期的なメンテナンスが必要
セメント瓦自体には耐水性がある材料ではありません。表面の塗装によって耐水性を担保する必要があります。それを保つために定期的に塗装によるメンテナンスを必要とします。

・現在ではほとんど生産されていない
最後になりますが、現在はほかの屋根材が主流となっていて、現在ではほとんど生産されていません。

ガルバリウム鋼板|防水性や耐震性が高く人気な屋根材

ガルバリウム鋼板とは、金属製の屋根材になります。最近の住宅で採用が多く見られてますね。

ガルバリウム鋼板にするメリット

・軽量で耐震性が高い
金属製でとても薄い材なので、とても軽量です。そのため、耐震性が他の材に比べると金属製の材は耐震性が高くなっています。

・金属素材としては錆びにくい
ガルバリウム鋼板は耐食性が高い材ですので、金属材の中では錆びにくいという特徴があります。

・防水性が高い
ガルバリウム鋼板は金属製であるため、水を透過しません。

・安価で施工ができる「カバー工法」に最適
板金の施工で「カバー工法」というものがありますが、ガルバリウム鋼板は施工性が高いため、施工費を安くできることができます。

・複雑な形状の屋根にも対応できる
前述の施工性の高さから、複雑な屋根の形にも対応することができます。

ガルバリウム鋼板にした時のデメリット

・キズが付きやすい
金属製で、あるため、セメント系の材などに比べると傷がつきやすくなってしまいます。

・防音性が低い
金属製で勝つ、薄い材なので、某本姓は低くなっています。

・塗装が必要
屋根材材を保護するために定期的なメンテナンスが必要となります。

銅板|耐震性に優れた重厚感のある屋根材

銅板にするメリット

・耐用年数が最も長い
銅板は、寺院の屋根にも使われています。銅は錆びると表面の保護膜が形成されるため、長い耐用年数を実現することができます。

・錆びても耐用年数が短くならない
前述の内容と被りますが、錆びると表面に保護膜が形成されるため長い耐用年数を実現できます。

・塗装が不要
銅自体が保護膜を形成するため塗装のメンテナンスが不要です。

・軽量で耐震性が高い
金属製の材に共通することですが、軽量であるので耐震性が高いです。

銅板にした時のデメリット

・価格が最も高い
次のデメリットにもつながりますが、施工業者が少ないこと、材自体の生産が少ないことも相まって、価格が高くなってしまいます。

・工事ができる業者が非常に少ない
銅板は現在では、一部のほんの限られた建築物でしか採用がないため、施工できる業者がとても少なくなっています。

トタン|軽量で耐震性が高く安価

トタン屋根は住宅用ではなく、倉庫やガレージなどの建築物での採用が多い気がしますね。

トタンにするメリット

・工事価格が安い
トタン屋根は工事価格を安く抑えることができます。

・軽量で耐震性が高い
金属製の材に共通することですが、材が軽量で耐震性が高いです。

トタンにした時のデメリット

・耐用年数が非常に短い
トタン屋根は、雨漏りなどが起きやすく、耐用年数が短くなっています。

・錆びやすい
トタンはガルバリウム鋼板比べて錆びやすい材です。

・断熱性が低い
金属製の材に共通していることですが、屋根自体が薄い金属なので、断熱性は低くなります。

・防音性が低い
こちらも前述の断熱性と同じですが、薄い金属なので、防音性が低くなります。

・塗装が必要
耐腐食性を塗装で保つ必要があります。その耐腐食性を維持するために、定期的な塗装によるメンテナンスが必要となります。

アスファルトシングル|デザイン性が高く、耐久性に優れた屋根材

アスファルトシングルとは、アスファルトをメインの材料とした屋根材のことです。言葉が似ているものとして、セメントをメインの材料としてセメント瓦を紹介しましたね。
アスファルトシングルは表面に細かい石粒が付いています。

アスファルトシングルにするメリット

・軽量で耐震性が高い
アスファルトシングルは皮下の屋根材に比べると軽量な材となっています。

・錆びない
そもそもが金属製ではないため、錆びるという心配がいりません。

・割れない
材自体が柔らかめのシートのような材であるため、割れるということが起こりにくいです。

・デザイン性が高い
千鳥柄のように張ったり、斜めに重ねて貼ることもできるため、デザイン性を出しやすい材です。

・複雑な形状の屋根にも対応できる
材自体が柔らかめのシートのような材であるため、施工性が高くなっています。

アスファルトシングルにした時のデメリット

・強風時に飛んでします恐れがある
屋根材自体が薄くて軽いため、取り付け方によっては風に気を付ける必要があります。

・表面の石が落ちやすい
表面に石を貼り付けている材であるため、劣化するとその表面の石がはがれてしまうことがあります。

・カビやコケが生えやすい
金属材や瓦材と比べて表面に凹凸があるため、カビかコケが北側の屋根では生えてしまうことがあります。

・工事できる業者が少ない
日本国内でアスファルトシングルがメジャーな材ではないため、施工できる業者が少ないです。

屋根の形状はどうすればよい?11種類の形状を紹介

切り妻屋根|日本で一般的で安価な形状

切り妻屋根にするメリット

・雨漏りにしくい

・雨水を2方向に流すため排水力に優れている

・勾配があるため屋根に積もった雪が落下しやすい

・雪が落下位置を予想しやすい

屋根の形状が複雑であると風雨の影響を受けやすいが、2方向に勾配がかかっているシンプルな形状のため、暴風雨が多い地域や、台風が多く通る地域にも適しています。

・施工にかかるコストが安価

・和風や洋風などといった形式にとらわれることなく、デザインをすることができる

・屋根の面が広いため太陽光パネルを設置しやすい

切り妻屋根にした時のデメリット

・一般的な造りのためオリジナリティを出しにくい

・妻側(外壁が三角に見える面)が雨風・日の光にさらされるため劣化しやすい

・屋根の平側(外壁が三角に見えない面)が太陽の指す方向と合わない場合は、太陽光の効率が下がってしまいます

寄棟(よせむね)屋根|雨や雪が分散し耐久力に優れた形状

寄棟(よせむね)屋根にするメリット

・4方向に屋根が向いているため、方位を選ばず住宅を建てられる

・高さ制限がある立場に有利

・雨雪が4方向に分散するため、積雪・降水に強く耐久性に優れる

・重厚感のあるデザイン

寄棟(よせむね)屋根にした時のデメリット

・4方向に屋根面があり、使う樋や雨樋などが増えてしまいます。そのため建材コストが高めになってしまいます。

・屋根裏のスペースが複雑な形状となるため、有効利用がしにくいです

・頂点部の棟(大棟)と傾斜面(隅棟)4面の5つが組み合わさってるやや複雑な構造のため、雨漏りのリスクがある

・屋根の方向が4方向に分散するため、効率の良い太陽光パネルの配置が難しくなっています。

入母屋屋根|通気性がよく格式が高い

入母屋屋根にするメリット

・耐風性が高い

・四方に軒があるため、軒によって雨から外壁を保護することができるため、建物の耐久性が高い

・屋根が高くなりやすく、屋根裏に空間を設けやすい

・屋根で建物全体のデザインを日本風にできる

入母屋屋根にした時のデメリット

・形状が複雑なため建築、メンテナンスに手間がかかり、費用がかさむ

・形状が複雑で接合部分が多いため、接合部から雨が侵入しやすいため、雨漏りリスクが大きい

・2重の屋根になるため、屋根自体のの重量が増えるため耐震性が低くなってしまう

方形屋根|雨風に強く存在感が高い

方形屋根にするメリット

・屋根を多面的に感じられる

・屋根の存在感を高められる

・全面に屋根があり、前面に軒が確保できるため、外壁や建物内部への雨や太陽光の影響を少なくすることができます

・4方向に屋根があるため、雨による外壁の劣化を軽減することができる

・見た目に重厚感があるデザインにできる

・個性的な見た目のデザインにできる

方形屋根にした時のデメリット

・屋根が交差する「棟」の部分から雨漏りしやすい

・雨雪の落下地域を予想しづらい

・寄棟屋根と同じく、屋根の方向が4方向に分散するため、効率の良い太陽光パネルの配置が難しい

・棟を支える支柱本数が多いため。施工期間長くなり、施工にかかる費用が増える

越屋根|採光や通気性に優れた形状

越屋根にするメリット

・越部分の天井を高くすることができ、周辺からの光を取り込みやすい

・最高高さが高くなるため、見た目に迫力が出る

・通気口は高所ほど高い効果が得られるため、通気性が優れる

越や根にした時のデメリット

・片流れや寄棟に比べ、施工形状が複雑なので、雨漏りのリスクが高い

・形状が複雑なので、施工のコストやメンテナンスのコストが高い

陸屋根|フラットでスペースを有効活用できる

陸屋根にするメリット

・フラット形状なので、雪下ろし作業を減らせる

・積雪の荷重体力が高い

・最上階スペースを有効に利用できる

・屋上利用が可能

・外観がスタイリッシュな印象になる

・安全に定期点検やメンテナンス工事を行える

陸屋根にした時のデメリット

・勾配屋根に比べて、勾配が緩く雨が流れずらいため、雨漏りのリスクが高い

・屋根部分で日射熱をまともに受けやすい

・屋根に貯めた雨を排水箇所から流すため、排水個所を定期的に手入れをする必要がある

・隣地斜線・道路斜線・北側斜線の影響を受けやすい

招き屋根|デザイン性が高く費用も安価

招き屋根にするメリット

・(2枚の間に段差が存在している招き屋根)屋根が段違いで支え合う構造のため強度が高い。特に耐風性がある

・平屋でも2階建てのようなゆとりのある空間が生まれる

・片側の壁が高くなるのでロフトの設置に向いている

・アシンメトリーな見た目が個性的

・和風や洋風などといった形式にとらわれることなく、デザイン可能

・他の屋根形状に比べ、屋根面積が大きく勾配の調整ができるため、日射の方向に合わせれば太陽光パネルを効率よく設置できる

招き屋根にした時のデメリット

・(2枚の間に段差が存在している招き屋根)屋根と壁との接合が弱点となりやすく、雨漏りのリスクがある

・一方向には太陽光パネル設置に適した屋根を作れるが、他の面では設置が難しい

差し掛け屋根|通気性がよく個性的なデザイン

差し掛け屋根にするメリット

・2つの屋根によって屋根に段差ができるため、高い方の屋根の屋根裏に収納やロフトなどの空間を設けやすい

・太陽光パネルを設置するための屋根の面積を確保しやすい

・左右非対称な個性的な屋根形状になる

・室内に雨水が侵入しにくい

・日光による外壁ダメージを防止できる

差し掛け屋根にした時のデメリット

・上の屋根と下の屋根が外壁で接合されているため、雨漏りのリスクがある

・独立した屋根が2枚あり、それぞれの周囲に必要となる部材が増えるため、施工にかかるコストとメンテナンスにかかるコストが多くなる

バタフライ屋根|雨雪が落ちる心配がなくスタイリッシュ

バタフライ屋根にするメリット

・個性的なデザイン

・太陽光パネル設置に十分なスペースを設けられる

・谷部分にスノーダクトを設置できる

・建物周りに雨雪が落ちる心配がなく、つららができにくい

・電話に強い屋根「無落雪屋根」との相性が良い

バタフライ屋根にした時のデメリット

・雨雪がたまる影響で建材が傷みやすく、定期的なメンテナンスが必要

・屋根の窪みに雨雪がたまりにくい

鋸屋根|最高を取り入れやすく明るさを保てる

鋸屋根にするメリット

・北側に屋根の垂直面を向けると、一年中安定した北側の採光を利用できる

・内部から発生する騒音を軽減することができる

鋸屋根にした時のデメリット

・屋根が窪んでいるため、そのような箇所に雨雪がたまりやすい

片流れ屋根|狭いスペースで問題なく太陽光パネルを設置しやすい

片流れ屋根にするメリット

・狭スペースでも居住空間を確保できる

・屋根裏ペースを有効に使える

・シンプル構造のため、建築・メンテナンスコストを抑えられる

・モダンな雰囲気の建物にマッチする

・太陽光パネルを設置するスペースが十分に設けられる

・平屋でも高い位置に窓を設けられる

片流れ屋根にした時のデメリット

・軒が降りていない3面は紫外線や雨雪の影響を受ける。そのために屋根と外壁の接合部が劣化しやすく雨漏りのリスクがある

・雨どいが一方向のみのため、雨どいに負担がかかる

・管機構が一方向のみのため通気性が弱く、湿気がたまりやすい

・北向きに屋根の勾配を設ける場合、太陽光をほとんど得ることができない

屋根材を選ぶポイントは?注意しておくべきことを解説

屋根材を選ぶ際には、目的をしっかりと設定することが大切となっています。それぞれの屋根材によって、得意な形状や勾配、デザインがあります。そのため、ご自身がやりたい屋根によって、特徴にあった屋根材を選ぶことが大切です。

また、施工会社によっても施工可能な屋根材が変わりますので、施工会社に自分の好みややりたいことを相談するのは良いと思います。

屋根の種類に関してよくある質問

価格が一番安い屋根材の種類は?

一番安い屋根材は、スレート屋根になります。スレート屋根は、今回のコラムで一番最初にご紹介した屋根材になります。

価格は、おおよそになりますが、1㎡あたり4.000円~8.000円程度になっています。

屋根材の人気な種類ランキングは?

出典:矢野経済研究所-2021年度国内屋根材市場における素材別シェア

矢野経済研究所さんの調査結果を見ると、金属系の屋根が60%を超えていて、圧倒的ですね。金属系の屋根材となると今回のコラムで紹介したのはガルバリウム鋼板になります。それに次いで、セメント系瓦、粘土瓦と続いています。

まとめ

今回は、屋根の種類と屋根の材について徹底解説をしてみました!
どんな屋根の形状や屋根の材にもそれぞれメリットとデメリットがあります。

それらを理解したうえでおうちづくをすると後々の後悔が減るかと思いますので、ぜひご検討ください!