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ファミリークローゼットとは?後悔しないためにもおすすめの広さや間取りを工務店が徹底紹介

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「洗濯物を畳んで、それぞれの部屋に運ぶのが面倒……」

「リビングに家族の脱ぎっぱなしの服が散乱してしまう」

家づくりにおいて、こうした日々の家事や収納に関する悩みは尽きません。

その解決策として、現在子育て世帯を中心に爆発的な人気を集めているのが「ファミリークローゼット(ファミクロ)」です。

本記事では、後悔しないファミリークローゼットの間取り実例や、2畳・3畳・4畳といった広さの目安、ランドリールームとの最適な動線計画について徹底解説します。

生活動線を整え、家事負担を劇的に減らすためのヒントが必ず見つかるはずです。

理想の家づくりを成功させるために、まずは各社のカタログを取り寄せ、自分たちに合った具体的な間取りイメージを掴むことから始めましょう。

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目次

ファミリークローゼット(ファミクロ)とは?今の家づくりで人気の理由

キッチン横収納

ファミリークローゼットとは、その名の通り「家族みんなで共有する衣類収納」のことです。

SNSや住宅情報誌では「ファミクロ」の愛称で親しまれ、近年の注文住宅において採用率が急上昇しているトレンド設備の一つです。

これまでの常識だった「収納は各個室へ」という考え方から、「収納を一か所に集めて家事を楽にする」というスタイルへ変化したことが人気の背景にあります。

具体的にどのような特徴があるのか見ていきましょう。

家族みんなで使う「共有収納」のメリット

最大の魅力は、家事効率の劇的な向上です。従来のように洗濯物を各個室へ配る必要がなくなり、1か所にしまうだけで「片付け」が完了します。

取り込んだ洗濯物をそのままハンガーにかける「畳まない収納」とも相性抜群です。

また、子供の着替えや保育園・学校の準備を一か所で管理できるため、朝の忙しい時間帯もスムーズに動けます。

「自分の服を取りに行き、自分で着替える」という習慣づけがしやすく、子育て世帯から圧倒的な支持を得ています。

普通のクローゼットやWIC(ウォークインクローゼット)との違い

一般的な「ウォークインクローゼット(WIC)」との決定的な違いは、配置場所と動線にあります。

従来のWICは主寝室内に設けられることが多く、主に夫婦の衣類を収納するプライベートな空間でした。

対してファミリークローゼットは、廊下やリビング、洗面脱衣所の近くなど、家族全員がアクセスしやすい「共用部」に配置されます。

誰でも自由に出入りでき、家の中を回遊する生活動線の一部として機能する点が大きな特徴と言えるでしょう。

ファミリークローゼットを導入する3つの大きなメリット

ファミリークローゼットの導入は、単に収納場所が増えるだけではありません。

日々の生活リズムや家事の流れそのものを大きく変える力を持っています。

ここでは代表的な3つのメリットを深掘りします。

【家事効率】洗濯・乾燥・収納が最短距離で完結する

最も大きな恩恵は「洗濯動線」の劇的な短縮です。

ランドリールームや洗面所の隣にファミリークローゼットを配置すれば、「洗う→干す(乾燥)→しまう」という一連の作業がわずか数歩の移動で完了します。

重い洗濯カゴを持って1階と2階を往復する必要はもうありません。

ハンガーにかけたまま収納するスタイルを取り入れれば、「畳む」という工程すらカット可能。

家事時間を1日あたり15分~30分短縮できることも珍しくなく、共働き世帯には最強の時短ツールとなります。

【生活習慣】子供が自分で片付ける習慣が身につく

リビングや洗面所の近くなど、家族が集まる場所に収納があることで、子供にとっても片付けのハードルが下がります。

2階の自分の部屋まで服を取りに行くのは面倒でも、1階のファミリークローゼットなら遊びの延長で立ち寄れるからです。

子供の手が届く低い位置に専用のスペースを作ってあげれば、「自分の服は自分で準備する」「帰ってきたら上着を掛ける」といった自立心が自然と芽生えます。

親が口うるさく言わなくても、身支度がスムーズになる効果が期待できるでしょう。

【リビング整頓】リビングや各部屋に物が散らかりにくくなる

帰宅後、ソファやダイニングチェアにコートやカバンを「置きっぱなし」にしてしまう経験は誰にでもあるはずです。

これは、収納場所までの動線が遠いことが主な原因です。

玄関からリビングへの通り道にファミリークローゼット(ウォークスルー型)を配置すれば、帰宅して自然な流れで荷物を置くことができます。

リビングに個人の物が持ち込まれにくくなるため、常にすっきりとしたモデルルームのような空間をキープしやすくなります。

急な来客時も慌てて片付ける必要がありません。

ここに注意!ファミリークローゼットのデメリットと「後悔」ポイント

メリットが多い一方で、「作ってから後悔した」という声が一定数あるのも事実です。

失敗の多くは、事前のシミュレーション不足によるもの。

ここでは代表的なデメリットと、それを回避するための視点を解説します。

プライバシーの確保が難しい(着替えが見える問題)

家族とはいえ、着替えのタイミングが重なったり、子供が思春期(中学生・高校生)になったりすると、プライバシーの問題が発生します。

「お父さんと娘が同じ空間で着替えるのは気まずい」という悩みは非常に多いです。

対策としては、クローゼット内にロールスクリーンで仕切れる着替えスペースを作るか、必ず洗面脱衣所と隣接させて「脱衣所で着替える」動線を確保することです。

将来を見越して、あえて個室にも小さなクローゼットを残しておくなどの分散案も検討しましょう。

家族全員の服が集まるため、湿気やニオイがこもりやすい

衣類は意外と多くの湿気を含んでおり、さらにホコリ(綿埃)の発生源でもあります。

狭い空間に家族全員分の服が密集するため、換気計画を怠るとカビやダニの温床になりかねません。

窓を設けると衣類の日焼け(変色)リスクがあるため、換気扇の設置は必須です。加えて、サーキュレーターや除湿機を置けるコンセントを確保しておきましょう。

空気が循環するウォークスルー型にするのも、湿気対策として有効です。

通路スペースが必要で、他の部屋が狭くなる可能性がある

特に通り抜けができる「ウォークスルー型」の場合、人が通るための通路幅として最低でも60cm~80cm程度が必要です。

収納量に対して必要な床面積が大きくなるため、結果としてLDKや他の部屋を圧迫してしまうことがあります。

限られた坪数で無理に導入すると、肝心のリビングが狭苦しくなってしまい本末転倒です。

家の総面積に余裕がない場合は、通り抜けをしない「ウォークイン型」にするか、壁面収納を活用して通路を削減する工夫が求められます。

「とりあえず置く」場所になり、中はぐちゃぐちゃになりがち

リビングから見えない「隠せる場所」であることはメリットですが、裏を返せば「見えないから散らかってもいい場所」になりがちです。

とりあえず何でも放り込んでしまい、気づけば足の踏み場もない物置状態……というケースも少なくありません。

これを防ぐには、計画段階で「誰が・どこに・何を置くか」というゾーニング(定位置)を明確に決めておくことが重要です。

「定員の8割収納」を心がけ、定期的に不要な服を処分するルール作りもセットで考えましょう。

【タイプ別】ファミリークローゼットの種類と動線の特徴

注文住宅の見積もりを確認する際の3つの注意点

ファミリークローゼットは、部屋の形状や出入り口の数によって大きく3つのタイプに分けられます。

それぞれの特徴を理解し、自分の優先順位(収納量なのか、動線の良さなのか)に合ったタイプを選ぶことが成功への第一歩です。

ウォークインタイプ(行き止まり型)

出入り口が1か所のみで、部屋の中に入って使用するタイプです。

壁面を3方向とも収納に使えるため、同じ床面積であれば最も収納力を確保できます。

収納力を最大化したい人におすすめ

通り抜けるための通路を確保する必要がないため、限られたスペースでも効率よく棚を配置できます。

「とにかく服の量が多い」「収納量を最優先したい」という場合は、このタイプが最もコストパフォーマンスに優れています。

ウォークスルータイプ(通り抜け型)

出入り口が2か所あり、部屋と部屋をつなぐ廊下のような役割も果たすタイプです。

「玄関から洗面所へ」「ランドリールームからリビングへ」といった回遊動線の中に組み込めるのが最大の特徴です。

回遊動線で家事を時短したい人におすすめ

通り抜けながら服を手に取ったり、片付けたりできるため、移動の無駄がありません。

ただし、通路として開けておくスペースが必要な分、収納力はウォークインタイプに比べてやや劣ります。

利便性を取るか、収納量を取るかの判断が必要です。

壁面クローゼットタイプ

人が中に入るスペースを作らず、廊下や部屋の壁面に沿って横長に設置するタイプです。

奥行きが浅くても設置できるため、床面積を大きく削ることなく導入できます。

省スペースで設置したい人におすすめ

「ファミリークローゼット専用の部屋」を作る余裕がない場合でも採用しやすい形式です。

扉を開ければ全体が見渡せるため、視認性が高いのもメリット。

ただし、通路に立って着替えることになるため、人目が気になる場所には不向きです。

どこに配置するのが正解?人気の間取りパターン3選

「どこに置くか」は、ファミリークローゼットの使い勝手を決める最重要項目です。

生活スタイルによって正解は異なりますが、特に満足度の高い人気の配置パターンを3つ紹介します。

パターン1【玄関直結型】帰宅後すぐに着替え・手洗いができる動線

玄関ホールから直接アクセスできる配置です。

「帰宅→上着を脱ぐ・カバンを置く→洗面所で手洗い→リビングへ」という一連の流れがスムーズに行えます。

花粉やウイルス、外の汚れをリビングに持ち込ませない「衛生的な動線」として近年注目されています。

泥だらけで帰ってくるお子さんがいる家庭や、アウトドアが趣味の家庭には特におすすめの配置です。

パターン2【ランドリールーム隣接型】「干す→しまう」が0歩で完結

洗濯機や室内干しスペースがあるランドリールームのすぐ横、あるいはランドリールーム内に併設する配置です。

乾いた洗濯物をその場でハンガーにかけるだけで片付けが完了します。

最も家事時短効果が高い配置ですが、湿気対策は必須です。

扉を付けずに空間をつなげる場合は、強力な換気扇や除湿機の設置を計画に盛り込みましょう。

パターン3【寝室・個室近く(2階)】プライベート空間重視の配置

1階ではなく、2階の寝室や子供部屋の近くに共有クローゼットを設けるパターンです。

「着替えは自室でゆっくりしたい」「来客が多いので1階に生活感を出したくない」という家庭に適しています。

洗濯物を2階へ運ぶ手間は発生しますが、1階の貴重な床面積をLDKの広さに充てられるというメリットがあります。

生活リズムが異なる家族がいる場合も、音を気にせず使いやすいでしょう。

1階と2階、どっちに作るべき?ライフスタイル別診断

現在、圧倒的に人気なのは「1階」への設置です。帰宅後の動線や洗濯動線が1フロアで完結するため、平屋のような暮らしが可能になります。

老後の生活を考えても1階の方が安心です。

一方、2階設置が向いているのは「敷地が狭く1階が手狭」「洗濯物はベランダ(2階)で干す派」の場合です。

無理に1階に詰め込んでLDKが狭くなるよりは、2階に広々としたクローゼットを作る方が満足度は高くなるでしょう。

ファミリークローゼットの広さは何畳必要?人数別の目安

「狭すぎて使いにくい」「広すぎてスペースの無駄だった」とならないために、家族構成に合わせた適切なサイズを知っておきましょう。

一般的な目安を解説します。

2畳(〜3人家族向け)最低限のスペースと工夫

2畳の場合、収納棚をL字型やI字型に配置するのが一般的です。大人2人+幼児1人程度なら足りますが、全員のすべての服を収納するのは困難です。

「オンシーズンの服だけを置く」「コートと普段着だけにする」といった使い分けが必要です。

中での着替えは窮屈なので、あくまで「収納専用」として割り切るか、隣接するスペースで着替える想定にしておきましょう。

3畳(3〜4人家族向け)最も人気の標準サイズ

4人家族で最も採用されることが多い標準的なサイズです。

通路を挟んで両側に収納を作る「Ⅱ型」や「U字型」の配置が可能になり、収納力と使いやすさのバランスが取れます。

3畳あれば、中で大人が着替えるスペース(約90cm四方)も確保しやすくなります。

姿見(鏡)を置く余裕も生まれるため、身支度部屋として十分に機能するでしょう。

4畳以上(4人〜5人家族向け)着替えスペースも確保できるゆとり

4畳以上あれば、かなりゆとりを持ったレイアウトが可能です。

中央に「アイランド収納(小物入れ)」を置いてショップ風にしたり、家族ごとのエリアを明確に分けたりすることもできます。

5人以上の大家族や、服が大好きで捨てられない人におすすめです。

ただし、4畳のスペース確保は間取りへの影響が大きいため、他の部屋とのバランス調整が重要になります。

失敗しないために!プランニング時に確認すべき5つのチェックリスト

間取り図上では完璧に見えても、実際に住んでみると「使いにくい」と感じる落とし穴は細部に潜んでいます。

施工会社との打ち合わせ前に、必ず以下の5点を確認してください。

1. 全員の「今の服」と「将来の荷物量」を把握しているか

現状の服の量が収まるのは当たり前です。

重要なのは「将来の変化」を見越しているかどうか。

子供が成長すれば制服や部活の道具が増え、サイズが大きくなれば服のかさも増します。

ハンガーパイプの長さが足りるか、今のクローゼットの幅をメジャーで測って比較しましょう。

目安として、大人1人あたり幅90cm~120cm程度のハンガーパイプがあると、余裕を持って服を掛けられます。

2. 鏡・コンセント・換気扇の配置は計画されているか

意外と忘れがちなのがこの3点です。

中で着替えるなら全身鏡(姿見)は必須ですし、鏡を照らす照明の位置も重要です。

コンセントは、除湿機やサーキュレーターの使用、あるいはコードレス掃除機の充電基地として役立ちます。

換気扇は湿気対策の生命線です。

これらは後付けが難しいため、設計段階で必ず図面に落とし込んでもらいましょう。

3. 中で着替えるスペース(約90cm四方)は確保できているか

「ウォークイン」にしたのに、服がパンパンで人が入る隙間がない、という失敗例があります。

中で着替えることを想定する場合、最低でも90cm×90cm(半畳分)程度のフリースペースが必要です。

手を広げたり屈んだりしても壁や服にぶつからないか、今住んでいる家のスペースを使ってシミュレーションしてみることをおすすめします。

4. 可動棚とハンガーパイプのバランスは適切か

棚やパイプを壁に完全に固定してしまうと、後からレイアウト変更ができず不便です。

子供の成長や持ち物の変化に対応できるよう、高さを自由に変えられる「可動棚(レール棚)」を採用するのが鉄則です。

また、ロングコートやワンピースを掛けるための「縦の高さ」が確保されているかも確認しましょう。

上下2段のパイプにする場合も、下の段が高すぎたり低すぎたりしないか注意が必要です。

5. ロールスクリーンや扉での目隠し対策はできているか

ウォークスルー型や玄関近くの配置は便利ですが、来客時に中が丸見えになるリスクがあります。

毎回きれいに整頓するのはハードルが高いため、「隠すための仕掛け」を用意しておきましょう。

しっかりした扉をつけるとコストが上がり、開閉スペースも必要になります。

安価で場所を取らない「ロールスクリーン」を天井に埋め込んでおけば、急な来客時だけサッと目隠しができ、普段は開放的に使えます。

まとめ

ファミリークローゼットは、単なる収納スペースではなく、家族の時間と心のゆとりを生み出すための「暮らしの装置」です。

洗濯動線を短縮して自分の時間を確保したり、子供が自然と片付けを覚える環境を作ったりと、そのメリットは計り知れません。

しかし、家族構成やライフスタイルに合わない配置にしてしまうと、逆にストレスの原因になることもあります。

記事のポイントの振り返り

  • 動線重視 ランドリールームや玄関とのつながりを考える
  • 広さの目安 3~4人家族なら「3畳」が標準的で使いやすい
  • 湿気対策 換気扇とサーキュレーター用コンセントは必須
  • 将来設計 子供の成長に合わせて可変できる棚を選ぶ

「我が家の場合は2畳で足りる?」「この間取りだと、どこに配置するのが正解?」 そう迷ったら、まずはハウスメーカーや工務店が提案している「間取りの実例集」をたくさん見ることから始めましょう。

プロが考えた具体的な動線図を見ることで、自分たちの生活にフィットする形が必ず見えてきます。

一生に一度の家づくり、後悔のない最高のファミリークローゼットを実現してください。