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注文住宅でよく使われる窓の種類について実例を交えながら、メリット・デメリットを解説!

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こんにちは!
ディライトホームコラム編集部です!
今回のコラムは、窓の種類について書いていきます!
窓の名前を聞いたときに、パッとその窓の形状が思いつくでしょうか?実際に窓の種類はとても沢山ありますが、窓の種類を把握しておくと、実際にお家を考えていくうえでとても役に立ちます。建築の図面には専門用語で窓の名前が書かれてしまっているので、ある程度窓の名前を把握していくことは大切ですね。

窓の種類について 種類はたくさんある

窓の種類ですが、厳密にお話しすると膨大な数の窓の種類の解説になってしまいます。それに加え、窓の種類の組み合わせによっても数がどんどん増えてしまうので、今回は、ディライトホームのおうちづくりでよく出てくる窓のデザインについての解説をしていきます!

明るくて開放的!デザイン性に優れた「FIX窓(はめ殺し窓)」

FIX窓とは、端的に言ってしまえば、開けることができない窓です。はめ殺し窓ともいいますね。ディライトホームでも、大型のものから小型のもの、さらには台形のものなどFIX窓の中でも様々なFIX窓があります。デザイン住宅でよく使われる窓の形ですね。

FIX窓のメリット

大きな開口を実現できる

FIX窓の大きな特徴して、大きなガラス面とすることができます。一緒の窓の大きさ(枠まで含める)あたりの、ガラス面積だと、FIX窓が比較的大きくなります。
これは、可動するための機構がないことがとても大きいですね。引き違い窓だと、ガラス周辺の枠に加えて、2枚のガラスが重なる箇所にも枠がでてきます。そのため、思ったよりガラスの面積が小さいということもおきます。また、極小の引き違い窓やすべり出し窓だと、可動するための機構として、ガラス周辺が太くなるので、窓の大きさに対するガラスの大きさの割合が小さくなりがちですね。そのため、FIX窓は大きなガラス面を実現することができます。

窓が開閉しないことによってで事故が起きない

窓からの転落事故は可能性としては考えられることですよね。実際に窓から幼児が転落してしまったというニュースもたまに聞くことがありますね。FIX窓だと、そもそも開けることができない窓なので、転落事故というものが起きることがありません。高層ビルとかだと、FIX窓と後述するすべり出しまどが主で、引き違い窓とかはかなり限定的で少ないのではないかと思います。

防犯面で優れている

前述しましたが、FIX窓は開閉することができないので、防犯性に優れています。窓はどうしてもカギを閉めるのを忘れてしまったり、そもそも開けっ放しにしてしまうということがあると思いますが、そういったことがFIX窓だと起こりえないですね。

FIX窓のデメリット

当たり前だが解放ができない

FIX窓の窓としての致命的なデメリットとして、開閉ができないということです。窓としての機能は、主に採光と通気が挙げられますが、その2つのうち通気の方を得られないので、通気として窓を考えたときは、恩恵が少なくなってしまいます。しかしながら、そもそも開放をしない箇所の窓としては考えるととても優秀な形となっています。

建築で一番使われている「引き違い窓」

引き違い窓はスライドして開けることができる窓のことです。住宅はもちろん、様々な建築物で非常に多く使われているので、今回のコラムでご紹介する窓の中で、もっとも親しみがある窓ではないでしょうか。

引き違い窓のメリット

設置の柔軟性が非常に高い!

引き違い窓は、おそらく住宅の窓の種類の中でもっとも多く使われている窓の種類ではないでしょうか。その理由としては、やはり汎用性の高さですね。すこし前の住宅だと、取り付けられている窓の種類では、引き違い窓がほとんどだったと思います。それだけ使いやすい窓ということですね。

引き違い窓は、居室に設けるサイズの窓から、ベランダやバルコニーに設ける掃き出し窓というとても大きな窓まで様々な種類の大きさがあります。ディライトホームでは、アウトドアリビングにでるための窓としてとても使われていますね。

多く流通しているので、バリエーションが豊富

引き違い窓は、とてもバリエーションが豊富なことも特徴となっています。前述の通りで、引き違い窓は様々な場所で使われているので、それに伴って窓のバリエーションもとても豊富になっています。サイズなどのバリエーションのほかにも、サッシの色や構造、サッシ枠の色や素材も様々で、選択肢がとても多くなっています。

割安なことが多い

物を生産する時は、生産にかかる設備などの諸々のコストが関係して価格が決定しています。市場に多く出回っていていることや、各メーカーでの競争があることで、価格が割安になる傾向があります。

引き違い窓のデメリット

外からの防犯性で不安がある

引き違い窓だけのデメリットとも言えませんが、他の窓に比べると防犯性に少し不安があります。形状的に侵入しやすい点もありますが、多く出回っていることで、空き巣での引き違い窓の開け方が確立されていて、侵入しやすくなります。
1階でいえば、内部から人が届く範囲ということは、外部からも人の手が届きやすい場所になります。そのため侵入がしやすくなってしまいます。

外からの視線が気になることがある

前述しましたが、引き違い窓の設置する場所として、人の手が直接届いて開閉をする場所が主になります。そのため、どうしても外部から内部を覗きやすくなってしまいます。

気密性が低くなりがち

引き違い窓は、FIX窓やすべり出し窓に比べて、機構上気密値が低くなってしまうことがあります。引き違い窓は、スライドをして開閉をする都合上、可動するための隙間が必要になります。FIX窓はそもそもサッシに隙間がなく、すべり出し窓は後述しますが、完全に密閉される形なので、気密値が高くなる傾向があります。

おしゃれさと機能性を両立?!「すべり出し窓」

すべり出し窓のメリット

小さな空間でも開放することができる

すべり出し窓の特徴として小さな開口でも通気をとれるという点です。引き違い窓は、窓だと片方の窓が開いて通気が取れるのですが、それだと片方の窓が仕舞われる面積が必要となります。つまり、取りたい解放する面積の2倍が必要になるということですね。

開閉ができて気密性も高い

すべり出し窓は、枠に密着して開閉するので、閉めたときに隙間ができずらい機構になっています。

風を取り込みやすい

すべり出し窓は、斜めに開放するので、ガラスに風が当たって内部に風を取り込みやすい形です。また、開閉する方向によって、縦すべり出し窓と横すべり出し窓があります。

すべり出し窓のデメリット

完全に外気に解放することができない

機構上完全に開くことが難しくなっています。すべりだし窓だと斜めに開く形が多いですね。そのため、窓を開けて眺望を目的とする場合には適しませんね。

開閉がしづらい

開閉する方法として、高所であればロールスクリーンのようにチェーンで開閉するタイプとレバーハンドルで開閉するタイプがあります。どちらも引き違い窓と比べると開閉がしづらくなってしまいます。

まとめ

いかがでしたか?今回は注文住宅でよく使われる窓の種類について解説をしてきました。実際におうちづくりでをする際の参考にしてみてくださいね。