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「間取り図」を読み取る基礎知識

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家づくりの中で重要な要素の一つが「間取り図」です。間取り図は家の構造や部屋の配置を示すもので、住みやすさや快適さを左右する重要な役割を担っています。特に注文住宅の場合、自分のライフスタイルに合った理想の家を形にするため、間取り図を何度も見直しながら進めていくことになります。その際、間取り図に使われている略語に迷うこともあるでしょう。図面に使われる略語は、限られたスペースに必要な情報を簡潔に表すために使われますが、初めて見たときには意味がわからないこともあります。そこで、今回は間取り図に頻繁に登場する略語について、具体的に解説し、皆さんが間取り図をスムーズに理解できるようにまとめました。家づくりを進める上で、ぜひ参考にしてみてください。

基本的な部屋の略語

 

まず最初に、家の中で一番重要な部屋に関する略語から見ていきましょう。

  • K(キッチン)

これはごく簡単な略語です。家の中で料理をする場所として広く認識されています。

  • DK(ダイニングキッチン)

「ダイニング」と「キッチン」が一緒になっている部屋のことです。食事をする場所と料理をする場所がひとつのスペースに集約されている間取りです。

  • LDK(リビングダイニングキッチン)

リビング、ダイニング、キッチンが一体となった広い空間を指します。近年、広々としたLDKは人気の間取りであり、家族が集まりやすく、快適な生活を実現するための理想的な空間となります。

 

収納に関する略語

 

収納は家づくりで重要な要素です。収納不足に悩まないためにも、収納スペースを上手に配置することが大切です。

  • CL(クローゼット)

衣類や生活用品などを収納するためのスペースを指します。間取り図では、各部屋に合わせてクローゼットが配置されています。

  • WIC(ウォークインクローゼット)

人が歩いて入れる広さのクローゼットです。洋服や荷物を整理整頓するために便利なスペースで、収納量が多く、通り抜け可能なタイプもあります。この場合、さらに「WTC(ウォークスルークローゼット)」という表記もされることがあります。

  • STO(ストレージ)

倉庫や貯蔵室として使われる収納スペースです。特に食料品や掃除用具などを整理するために、キッチン周りや家の隅に設けられます。

 

水回りに関する略語

 

次に、水回りに関する略語です。家の中で頻繁に使用するスペースでもあり、使い勝手の良さが求められます。

  • WC(ウォータークローゼット)

トイレを指します。家庭内で毎日使う場所であり、間取りにおいても重要な位置を占めます。

  • UB(ユニットバス)

ユニットバスは、浴室が一体型で、床、壁、天井などが同じ素材で作られた浴室のことを指します。一般的には、トイレとバスが一緒になった「ユニットバス」をイメージされることが多いですが、戸建てでも使用されることがあります。

  • DR(ドレッシングルーム)

洗面脱衣室のことを指します。洗面所やお風呂の前に配置されることが多く、ドレッサーや鏡、収納などが整っている部屋です。

 

特別な部屋の略語

 

次に、間取り図で見かける少し特殊な部屋に関する略語を紹介します。

  • DEN(デン)

書斎や趣味の部屋を意味します。「DEN」は英語で「巣」や「洞穴」を意味しますが、家の中で落ち着いて過ごすための、プライベートな空間を指します。自分だけの空間を持つことができるため、人気のある部屋のひとつです。

  • SR(サービスルーム)

多目的に使用できる部屋で、寝室、書斎、収納など、用途を柔軟に変えることができます。窓がない場合や日当たりが悪い部屋に使われることもあります。

  • ST(スタディルーム)

子ども部屋や学習室として使われる部屋のことです。勉強に集中できる環境を提供するために設計された部屋です。

 

その他の設備に関する略語

 

家の中には、様々な設備も含まれます。これらの設備についても理解しておくと、間取り図をよりスムーズに読み解くことができます。

  • EV(エレベーター)

エレベーターの設置場所を示します。特に、複数階建ての住宅やマンションなどでは必要になる設備です。

  • PS(パイプスペース)

上下水道やガス管などを収納するパイプスペースです。水回りの設備を効率的に配置するために、これらのスペースは重要です。

 

広さを表す単位

 

間取り図において、部屋の広さが記載されることも重要なポイントです。広さを示す単位は以下のように使われます。

  • ㎡(平方メートル)

一番一般的に使われる単位です。1㎡はおおよそ0.64畳、0.3坪に相当します。部屋の広さをより直感的に理解できる単位です。

  • 坪(つぼ)

日本独自の単位で、1坪は約2畳に相当します。1坪=約3.3㎡となり、住宅の広さを示す目安としてよく使われます。

  • 畳(帖)

和室の広さを表す単位です。洋室には「帖」という単位が使われることが多いですが、和室は「畳」を使用します。

 

まとめ

 

間取り図に使われる略語や広さの単位は、家を建てる上で非常に重要な情報です。これらの略語を理解しておくことで、間取り図をスムーズに読解し、自分のライフスタイルにぴったりの家を計画することができます。特に、自分の好みに合わせた部屋の配置や収納スペースの使い方を考える際に、これらの略語を知っておくことは大いに役立ちます。

 

家づくりは一度の大きな決断ですが、理想の住まいを手に入れるためには、このような細かい部分にもしっかりと気を配ることが重要です。間取り図の略語を覚えておくことで、担当者との打ち合わせもよりスムーズに進み、理想的な家を手に入れるための一歩を踏み出すことができるでしょう。