「ガレージハウス ～暮らしを守る雄大な住まい～」

　計画地は、新規分譲地の一画にあり、北側道路の南北に長い敷地となる。北側道路の幅員は広いが歩道部分の切り込みが限定されている為、駐車計画を意識してガレージの配置を検討する。土地区画整理事業の敷地条件があり、近隣との離れを1.5m必要なことなど考慮しながら、ガレージ部分と住居部分をバランスよく配置し過ごしやすい住まいを検討する。近隣に建つ予定の住まいを意識しながら、庭を確保し明るくて開放的な住まいを目指す。ガレージを組み込んだ住まいが他にない雰囲気ある住まいとなるように、道路正面からの見え方としてもガレージのみが協調されるように玄関やポーチを隠すように計画した。ガレージを併設した住まいは玄関、ホールからも中が見えつつ、ガレージの中にはご主人の為の書斎があり、そこからも車を感じる事が出来る。入り口部分では水回りや収納をまとめており、生活をしながらガレージ内の車を室内で楽しむ事が出来る住まいは生活の中に、ゆとりをもたらす。入り口を抜けると南側の庭に面したＬＤＫに入り、明るさや開放感を感じる事が出来る。また、二階への動線もすぐに移動することが出来る位置に階段を設けて生活動線が短くなるように計画した。ＬＤＫは食事をする場所としてのダイニングと、寛ぐリビングを分割して配置することで居心地の良い住まいとなるように計画した。ダイニングの横には和室を設けて、両親や友人の客間としつつ、いずれは寝室として利用できる事で、快適な住まいを目指して設計した。