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注文住宅の頭金、平均金額はいくら?資金計画の成功に導く完全ガイド

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「注文住宅を建てたいけど、頭金はいくら必要?」
「頭金なしでも大丈夫?」

注文住宅の頭金に関して、上記のようなお悩みはありませんか?

注文住宅の購入で頭金を多く支払えば、住宅ローンの支払いを軽減できますが、貯蓄が減ってしまい急な出費に対応できなくなる可能性があります。

一方、頭金なしで購入する場合、イニシャルコストは抑えられますが、住宅ローンの審査に通りにくくなります。

注文住宅の購入で頭金を支払うかどうかは、メリット・デメリットを理解した上で、慎重に検討するべきです。

そこで本記事では、注文住宅で頭金を払うメリット・デメリットや頭金の平均額などを詳しく解説します。

頭金を用意するポイントや、頭金なしで注文住宅を建てる場合の注意点なども紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

なお、ディライトホームでは、完全フルオーダーの注文住宅を受け付けております。「デザイン×建築家と創る家」をコンセプトに、お客様に寄り添ったデザインを提供しています。

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注文住宅の頭金には平均でいくら必要?

注文住宅の頭金には平均でいくら必要?

国土交通省が発表した「令和4年度 住宅市場動向調査報告書」によると、注文住宅の頭金は全国平均で約1,665万円とされています。

頭金の平均額は、住宅建築資金と土地購入資金の合計額5,436万円のうち、自己資金の割合から算出された数値です。

なお、上記の金額はあくまでも全国平均であり、地域や住宅の規模、建築会社によって頭金の額は変動します。

例えば、地価の高い三大都市圏(東京圏・大阪圏・名古屋圏)では平均約2,365万円と、全国平均を大きく上回ります。土地価格が頭金に大きく影響することは念頭に置いておきましょう。

また、住宅ローンを利用する場合、借入金額に対する頭金の割合(頭金比率)で、審査通過率も変わります。

一般的に、頭金比率が高いほど住宅ローンの審査に通りやすくなり、金利優遇などの特典を受けられる可能性が高まります。

ただし、無理に頭金を多く用意しようとすると、生活資金が不足するリスクも出てくるため、バランスを考慮して資金計画を立てるのが大切です。

参考:国土交通省|令和4年度 住宅市場動向調査報告書

注文住宅で頭金を払う3つのメリット

注文住宅で頭金を払う3つのメリット

注文住宅で頭金を払う3つのメリットは以下のとおりです。

  • 住宅ローンの審査に通りやすくなる
  • 月々の返済額が減り返済期間も短くなる
  • 住宅ローンの金利が優遇される

頭金を支払うことで、住宅ローンや返済計画でさまざまなメリットが得られます。具体的にどのようなメリットがあるのか、詳しく解説するので参考にしてください。

住宅ローンの審査に通りやすくなる

注文住宅で頭金を払うメリットは、住宅ローンの審査に通りやすくなることです。住宅ローンの審査では、返済能力だけでなく自己資金の有無も重要視されます。

そのため、頭金を準備することで、金融機関に「計画的に資金を貯められる信用力のある借り手」と認識され審査に通りやすくなります。

また、頭金を支払うことで借入金額が減らせるため、契約する住宅ローンの選択肢を広げることも可能です。

住宅ローンの選択肢が増えると、より好条件でローンを組めるため、結果として総支払額を抑えられるでしょう

月々の返済額が減り返済期間も短くなる

頭金を払うと住宅ローンの借入総額が減少し、月々のローン返済額を抑えられます。また、返済期間も短縮できるため、住宅ローンの利息負担が少なくなります。

長期間にわたる住宅ローンの返済は大きな負担となるため、返済期間が短縮できるのは大きなメリットでしょう。

マイホーム購入による経済的な負担を軽減できれば、将来的なライフプランも立てやすくなります

住宅ローンの金利が優遇される

注文住宅の頭金を支払うことで、金融機関からの信用度が高まり、住宅ローンの金利が優遇される可能性があります。

住宅ローンの金利を低く抑えられれば、月々の返済額や総返済額が減少するため、家計の負担を大幅に軽減できるでしょう。

例えば、住宅金融支援機構では、頭金を支払い融資率(借入額)を下げることで、優遇金利が適用されるフラット35を提供しています。

フラット35では融資率が9割超の場合は、金利が年2.000%~年3.680%ですが、9割以下の場合は年1.890%~年3.570%に設定されています。

参考:ずっと固定金利の安心【フラット35】

注文住宅で頭金を払う2つのデメリット

注文住宅で頭金を払う2つのデメリット

注文住宅で頭金を払う2つのデメリットは以下のとおりです。

  • 頭金を用意するまでに時間がかかる
  • 貯蓄の大部分を失う場合がある

頭金を支払うことは多くのメリットをもたらしますが、同時にデメリットも存在します。メリット・デメリットの両方を理解した上で、自身にとって最適な選択をするのが大切です。

ここでは、注文住宅で頭金を払うデメリットを詳しく解説するので、参考にしてください。

頭金を用意するまでに時間がかかる

頭金を貯めるには、ある程度の時間が必要です。目標金額によっては数年単位の期間が必要になるケースも少なくありません。

頭金を用意するまでの間に、建築資材の価格が高騰したり、金利が上がったりする可能性があります。また、希望する土地が売れてしまうこともあるでしょう。

年齢によっては、頭金を貯めている間に定年を迎えてしまい、住宅ローンの審査に通らなくなる可能性も出てきます。

多くの金融機関では、ローン完済年齢の上限を80歳に設定しているため、年齢が高いほど借入期間が短くなり、審査が厳しくなるため注意が必要です。

頭金を用意して注文住宅を建てる場合は、貯める期間をあらかじめ決めておくのがおすすめです

貯蓄の大部分を失う場合がある

頭金は高額になるケースが多いため、頭金を支払うことで貯蓄の大部分が失われてしまう可能性があります。

万が一、病気や怪我、失業など不測の事態が発生した場合、十分な貯蓄がないと生活が困難になるリスクも存在します。

また、住宅購入後には引越し費用や家具・家電の購入など、新生活のための資金も必要です。

頭金のために貯蓄を使い果たしてしまうと、費用を捻出するのが難しくなり、新生活がスムーズにスタートできない可能性もあります

注文住宅購入後のライフプランを見据え、無理のない範囲で頭金を設定するのが大切です。

注文住宅の頭金を用意する際の3つのポイント

注文住宅の頭金を用意する際の3つのポイント

注文住宅の頭金を用意する際の3つのポイントは、以下のとおりです。

  • 頭金を貯める期間を決めておく
  • 引越しや生活費用などを考慮しておく
  • 貯蓄できる現実的な金額を考える

注文住宅購入のための頭金をスムーズに用意するために、計画的な貯蓄は欠かせません。ここでは、効果的に頭金を貯めるためのポイントを詳しく解説するので、参考にしてください。

頭金を貯める期間を決めておく

注文住宅の頭金を用意する際は、貯める期間をあらかじめ決めておくのがポイントです。

頭金を貯める期間が決まれば、毎月いくら貯蓄する必要があるかが明確になり、計画的に貯蓄を進められます。

また、頭金を貯める期間を設定することは、住宅購入の時期を明確にすることにもつながります。

住宅購入時期が定まれば、逆算して資金計画を立てることができ、より具体的な行動目標を立てられるでしょう。

なお、多くの金融機関では、ローン完済年齢の上限を80歳に設定しており、年齢によっては審査には通りにくくなる可能性があります。

そのため、目標金額と現在の貯蓄額を考慮して、現実的な範囲で期間を設定するのが重要です。

引越しや生活費用などを考慮しておく

頭金を貯める際には、注文住宅購入後の生活費用も考慮しておかなければなりません。

引越し費用や家具・家電製品の購入費用、新生活に必要な日用品の購入費用など、住宅購入後にはさまざまな費用が発生します。

必要な費用をあらかじめ見積もり、頭金とは別に確保しておくことで、新生活を安心してスタートさせることが可能です。

注文住宅購入後も安定した生活を送れるよう、余裕を持った資金計画を立てましょう

貯蓄できる現実的な金額を考える

注文住宅の頭金を用意する際は、貯蓄できる現実的な金額を考えるのも大切なポイントです。

頭金を貯めるために無理な節約を続けても、日常生活に支障が出たり、ストレスが溜まったりして計画が頓挫してしまうケースが少なくありません。

そのため、趣味や娯楽など、生活の質を維持するための支出は確保しつつ、バランスの取れた貯蓄計画を心がけましょう。

まずは、自身の収入と支出をしっかりと把握し、無駄な支出を減らすことから始めてください。その後、無理なく続けられる範囲で、着実に貯蓄を進めていくのが大切です。

注文住宅を頭金なしで建てる場合の3つの注意点

注文住宅を頭金なしで建てる場合の3つの注意点

注文住宅を頭金なしで建てる場合の3つの注意点は、以下のとおりです。

  • 住宅ローンを定年までに返済できるか考える
  • 諸経費は現金で必要な場合がある
  • 審査が通らない可能性がある

頭金なしで注文住宅を建てることは可能ですが、いくつかの注意点が存在します。リスクを正しく理解した上で、慎重に判断するのが重要です。

ここでは、注文住宅を頭金なしで建てる場合の注意点を詳しく解説するので、参考にしてください。

住宅ローンを定年までに返済できるか考える

注文住宅を頭金なしで建てる場合は、住宅ローンを定年までに返済できるかを考えなければなりません

頭金がない場合は借入金額が大きくなるため、月々の返済額が増加して返済期間も長くなります。そのため、無理なく返済できる金額なのか、定年までに完済できるのかを十分に検討しましょう。

退職後も住宅ローンの返済が続く状況は、老後の生活に大きな負担をかける可能性があるので注意が必要です。

また、完済年齢に上限を設けている金融機関も多いため、自身の年齢と返済プランを照らし合わせ、無理のない範囲で借入金額を設定することも大切です。

諸経費は現金で必要な場合がある

注文住宅の購入で発生する諸経費は、現金で支払う必要な場合がある点にも注意してください。

住宅ローンは、土地や建物の購入費用に充てることができますが、諸経費は別途現金で支払う必要があります。

注文住宅の購入で必要な諸経費は以下のとおりです。

  • 住宅ローン手数料
  • 不動産仲介手数料
  • 手付金
  • 印紙税
  • 登記費用
  • 固定資産税

上記の諸経費の金額を事前に確認し、資金計画を立てるのが重要です。また、頭金を払うのが難しい場合も、諸経費分の資金だけは必ず用意しておきましょう

審査が通らない可能性がある

注文住宅の頭金がない場合、住宅ローンの審査が厳しくなる可能性があります。金融機関は借入希望者の返済能力を審査する際に、自己資金の有無を重要な指標としています。

そのため、頭金が用意できない場合は、自己資金がなく返済能力が判断されるケースが少なくありません。

特に、自営業の方や他のローンを抱えている方は、さらに審査が厳しくなる傾向があります。

頭金がない状態で住宅ローンを組む場合は、事前に金融機関に相談し、審査に通る可能性があるかどうかを確認することをおすすめします

注文住宅の頭金でお悩みなら「株式会社ディライトホーム」がおすすめ!

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注文住宅の頭金を支払うと、住宅ローンの審査に通りやすくなったり、返済期間が短縮したりすることが可能です。

また、頭金なしでも注文住宅は購入できますが、諸経費は現金で支払う必要がある点には注意してください。

注文住宅の頭金は高額になりがちですが、資金計画をしっかりと立てられると、無理なくマイホームを購入できるでしょう。

本記事で解説した内容を参考にして、自身に必要な頭金を検討してください。

なお、ディライトホームでは、完全フルオーダーの注文住宅を受け付けております。「デザイン×建築家と創る家」をコンセプトに、お客様に寄り添ったデザインを提供しています。

見積もり依頼や住宅見学会の来場予約、資料請求などでご相談を希望の方は、以下よりお気軽にお問い合わせください。

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