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工務店の見積もり内容とは?見積もりする際のポイントや注意点を解説

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「工務店の見積もりで確認すべき内容が分からない」
「工務店の見積もりを比較する際の注意点やポイントを知りたい」
「工務店の見積もりが高い、作成が遅いなどの問題には、どう対処すればいい?」

注文住宅の購入を検討している方の中には、工務店から提示される見積もりに不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。見積もりに記載されている内容を把握していないと、工務店を選ぶ際に誤った判断をしかねません。

本記事では、工務店の見積もり内容や費用の相場、見積もりを依頼する際のポイントや注意点を詳しく解説します。

記事を読むことで、工務店の見積もりに関する不安や疑問が解消され、失敗しない工務店選びを行えます。理想の家づくりを実現するために、ぜひ本記事を参考にしてください。

なお、工務店の見積もりが気になる方は、DELiGHT HOME(ディライトホーム)へ気軽にご相談ください。DELiGHT HOMEでは、完全フルオーダーで「建築家とつくる家」を提供しています。

お客様一人ひとりに建築家が寄り添い、理想とする家づくりのサポートをします。

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工務店の見積もり内容と費用相場

工務店の見積もりには、主に以下の3つの内容が含まれます。

  • 本体工事費
  • 諸経
  • 別途工事費

それぞれの内容と費用相場を解説します。

本体工事費

本体工事費は、住宅の建築にかかる費用です。本体工事費には、主に以下の項目が含まれます。

  • 仮設工事費
  • 基礎工事費
  • 木工事費
  • 内外装工事費
  • 機器・設備設置費
  • 設計料 など

本体工事費は、建物の大きさやグレード、工務店によって異なります。

本体工事費の一般的な費用相場は、見積もり総額の70〜80%を占めます。例えば、3,000万円の住宅を建てる場合、本体工事費は2,100〜2,400万円ほどになります。

諸経費

諸経費は、本体工事以外の付帯的な費用の総称です。諸経費には、主に以下の項目が含まれます。

  • 工事請負契約書印紙代
  • 住宅ローンの諸費用
  • 火災保険料
  • 地震保険料
  • 水道負担金
  • 登記費用
  • 地盤調査費用
  • 建築確認申請費用
  • 不動産取得税 など

このほか、地鎮祭にかかる費用も諸経費に含まれます。諸経費に含まれる項目は工務店によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

諸経費の費用相場は、見積もり総額の5〜10%が目安です。3,000万円の住宅の場合は、150〜300万円が諸経費として計上されます。

別途工事費

別途工事費は、本体工事や諸経費以外にかかる費用を表します。別途工事費には、主に以下の項目が含まれます。

  • 造成工事費
  • 外構工事費
  • 電設工事費
  • インテリア取付工事費
  • 地盤調査費
  • 解体工事費 など

別途工事費は土地の面積や設計によって変わるため、初回見積もりでは概算の金額になっている場合があります。

別途工事費の費用相場は、見積もり総額の約20%と考えられています。3,000万円の住宅なら、600万円前後が別途工事費の目安になるでしょう。ただし、土地の状況や希望する設備、インテリアによっては、別途工事費が高額になるケースもあります。

工務店で見積もりを依頼する際の4つのポイント

見積もりの内容が適切でないと、どの工務店に依頼するかを正しく判断できません。ここでは、工務店への見積もりを依頼する際に押さえておきたいポイントを4つ解説します。

  • 希望の条件を伝えて見積もりしてもらう
  • 見積もりはできるだけ詳細に依頼する
  • 不明点はしっかり確認する
  • 計算ミスがないか確認する

それぞれのポイントをみていきましょう。

希望の条件を伝えて見積もりしてもらう

見積もりは、依頼者の希望を反映させて作成します。希望条件をリストアップしておけば、理想とする家づくりの条件を具体的に説明できるでしょう。例えば、以下のような条件が挙げられます。

  • 予算
  • 建物の性能
  • 間取り
  • 収納スペース
  • 内装・外装 など

複数の工務店に見積もり作成を依頼する場合、すべての会社に同じ希望条件を伝える必要があります。同じ条件を伝えることで、見積もりから各工務店の特徴や強みが判断でき、比較検討がしやすくなるでしょう。

また、雑誌の切り抜きや画像などを工務店に提示すると、依頼者の希望条件を視覚的に把握しやすくなります。希望条件を具体的に伝えることで、より満足度の高い見積もりを作成してもらえます。

見積もりはできるだけ詳細に依頼する

各費用の内訳が詳細に記載されていれば、無駄なコストを発見しやすくなります。

延べ床面積をもとにおおよその金額を提示する場合もあれば、依頼主の希望を細かく反映させた見積もりまで工務店によってさまざまです。

おおよその見積もり金額が提示された場合、詳細が反映された見積もりの作成を依頼しましょう。多くの工務店は、依頼主の要望に応じて再見積もりを行ってくれるはずです。

安心して工事を進めるためにも、できるだけ詳細な見積書を用意してもらいましょう。

不明点はしっかり確認する

見積書の不明点をそのままにしておくと、無駄な出費につながる可能性があります。そのため、不明点や疑問点は早い段階で解決しておく必要があります。

見積書には建築用語や専門的な単語が多く含まれるため、初めて目にする言葉も少なくありません。各工事項目の必要性や金額の根拠などの不明点を早い段階で解決しておけば、適切な予算管理につながります。

また、不明点や疑問点が明確になると、見積もりのチェックがしやすくなります。工務店選びの知識も深まるため、少しずつ見積書を読み解く力を身につけましょう。

計算ミスがないか確認する

見積書に計算ミスがないかどうかも確認しておきましょう。見積書は人が作成するため、計算間違いが起こる可能性もゼロではありません。

例えば、材料費の単価を間違えて入力していたり、数量を間違えて計算していたりする場合があります。

見積書を受け取った後は、トータル金額と内訳の合計が一致しているかを確認してください。住宅の建築費用は高額なため、わずかな計算違いでも金額の差が大きく表れます。

見積書の内容を確認し、疑問点があれば遠慮なく質問するようにしましょう。

工務店の見積もりを確認する際に気をつけるべき3つの注意点

工務店の見積書をチェックする際の注意点を3つ解説します。

  • 時間が経った見積もりは再度依頼する
  • 優先順位が低い項目を見直す
  • 他社より価格が高い項目を確認する

理想の家づくりのためにも、注意点も把握して見積書のチェックを行いましょう。

時間が経った見積もりは再度依頼する

建築資材や設備の価格は日々変動しています。また、見積書に記載される商品が廃盤になるケースもあるでしょう。そのため、見積もり依頼から時間が経つほど、見積金額と実際の費用にズレが生じます。

見積もりの情報が古いまま工事を進めてしまうと、思わぬ追加費用が発生するおそれがあります。このようなトラブルを避けるためにも、最新の市場価格や材料費を反映した内容で作成してもらいましょう。

優先順位が低い項目を見直す

希望条件をすべて伝えると見積もりの段階で予算がオーバーする場合があります。このような時は、優先順位の低い項目を見直すとよいでしょう。例えば、以下のような見直し方があります。

  • 建材や設備のグレードを落とす
  • リノベーション範囲を減らす など

費用対効果の低い箇所を削れば、大幅なコストダウンにつながる可能性もあります。費用と理想のバランスを取りながら、現実的な見直しを進めましょう。

プロの視点から的確なアドバイスがもらえれば、より納得のいく結論を出せるはずです。DELiGHT HOMEでは、お客様のご要望と相談しながら、マイホームづくりを進めます。お客様の理想とする世界に一つだけの家づくりをサポートいたします。

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他社より価格が高い項目を確認する

複数の見積もりを比較して、他社よりも高くなっている項目がないか確認しましょう。他社よりも突出して高い金額の項目があれば、高価格になっている理由を問い合わせてください。工務店のなかには、再検討に応じて値下げをする場合があります。

ただし、しつこすぎる値下げ交渉は逆効果になる可能性もあるため注意が必要です。適正価格を探るつもりで、工務店とコミュニケーションを取ります。費用の妥当性を見極めながら、理想の家づくりを実現できる工務店を選びましょう。

工務店の見積もりが高いと感じた場合の対処法

見積金額が想像以上に高く、予算を超えてしまった場合は工務店に相談しましょう。

希望条件をすべて組み込んだ見積もりは予算よりも高くなる傾向にあります。工務店に相談すれば、希望条件と予算に基づいて、コストを抑えるための具体的な提案をしてくれます。また、見積もりの中に予算を超える原因になる項目が含まれてないかも確認してください。

さらに、他の工務店の見積もりと比較して相場感を把握することも必要です。各社の見積もりを比較すれば、交渉のポイントがわかるはずです。

価格面のみで工務店を決めるのは得策ではないため、以下のようなポイントもチェックしてください。

  • 工務店の信頼性
  • 施工品質
  • アフターサービス など

コストとクオリティのバランスを考えながら、納得のいく家づくりを進めましょう。

工務店の見積もり作成が遅い場合の対処法

見積もりの作成に時間がかかっていると感じた場合、工務店に完成予定日を問い合わせましょう。具体的な作成スケジュールを提示してもらうことで、工務店の誠意を測れます。

もし、「いつになるかわからない」など曖昧な回答しか得られない場合は、工務店の変更が必要かもしれません。

スピード感を持って対応してくれる工務店は信頼できるパートナーです。工務店を見極めるためにも、見積もりを作成する姿勢はチェックしておきたいポイントです。

工務店の見積もり依頼について気になる方は「ディライトホーム」に相談しよう!

工務店の作成する見積もりには、主に以下の内容が含まれています。

  • 本体工事費
  • 諸経費
  • 別途工事費

見積もりを依頼する際は、希望条件をすべて伝え詳細な見積書を作成してもらいましょう。複数の工務店に依頼する場合は、同じ条件を伝えることで見積書の比較検討が可能です。

見積書をもらった段階で不明点や疑問点はクリアにしておけば、思わぬトラブルの抑止につながります。

また、見積もりの金額が高く予算をオーバーしている場合は、気軽に工務店に相談してください。希望条件と予算に基づいてコストダウンにつながる解決策を提案してくれます。

ぜひ本記事を参考にしていただき、理想のマイホーム実現に役立ててください。

なお、工務店の見積もり依頼に関して気になる方は、ぜひ「DELiGHT HOME」にご相談ください。豊富な経験を持つプロのスタッフが、あなたの理想の家づくりを全力でサポートいたします。

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