「住まいの外観を賑やかにしたい」「より魅力的な外構に仕上げたい」と考えたことはありませんか。庭に植栽を取り入れると、住まいの外観が改善され、外構全体が魅力的に映ります。また、外構に植栽を取り入れると機能面でもメリットがあり、庭木の魅力は外観だけではありません。
今回のコラムでは、庭木の種類や植栽する際の費用の目安など、事前に理解しておきたい大切なポイントをお伝えします。
目次
庭木を植栽する前に知りたい!さまざまな庭木の種類
庭木を住まいの周りに植栽すると、さまざまなメリットがもたらされます。外構の見た目だけではなく、住まいを過ごしやすく改善するのも植栽の魅力です。庭木の種類をご紹介する前に、まずは、外構に植栽を取り入れるメリットをお伝えしていきます。
以下に外構に植栽を取り入れる利点をまとめました。
- リラックスできる
- 敷地外からの視線が遮られる
- 日光を和らげ、心地よい生活空間が生まれる
- 空間に奥行きが生まれる
- 庭木の変化から季節を感じられる
- シンボルツリーを植栽すれば家への思い入れが深まる
- 植栽の種類によっては、採れたてで新鮮な果実を味わえる
- 敷地や周辺の道に沿って植栽すれば垣根になる
このように、庭木を植栽するメリットは外観や機能の面だけにとどまらず、季節の変化を伝えたり、住まいへの思い入れを深めるなど、生活に豊かさをもたらしてくれます。
そんな魅力の多い庭木ですが、さまざまな種類があるのをご存知でしょうか。庭木の種類を把握すれば、お気に入りの植栽を見つける際に役立つはずです。
そこで、ここからは、庭木の種類を詳しく解説していきます。以下が、これからお伝えする庭木の種類をまとめたものです。
- 常緑樹と落葉樹
- 常緑樹とは
- 落葉樹とは
- 葉の形状
- 広葉樹とは
- 針葉樹とは
- 樹高(木の背丈)
- 大
- 高
- 中
- 低
- 植栽とあわせておこないたい工事
- グランドカバー(下草)
- ツル植物
常緑樹と落葉樹
外構に取り入れられる樹木は大きく2つに分けられ、それが「常緑樹」と「落葉樹」です。その違いは、季節の変化によって葉を落とすかどうかにあります。
常緑樹とは
常緑樹に区分される樹木は寒い季節でも葉を落とすことなく、一年を通して緑色の葉が付いているのが特徴です。
常緑樹には実を付けるものや白や銀色の葉がキレイなものまでさまざまあり、どの木も一年を通して葉を落とすことがないので枯れ落ちた葉を処理する手間が少なく、よく外構に取り入れられます。また、葉が落ちることがない常緑樹はシンボルツリーにも適している植栽です。
落葉樹とは
落葉樹は寒い季節になると葉が枯れ落ちるのが特徴です。
落葉樹は常緑樹と違い寒い季節には葉がすべて枯れ落ちてしまうので、処理に手間がかかります。ですが、落葉などの季節による変化は見方を変えれば大きな魅力ではないでしょうか。季節に合わせて美しい花や紅葉が楽しめるのは、落葉樹を植栽する大きなメリットです。
とはいえ、寒い季節には葉をすべて落とすため、シンボルツリーとして植栽すると寂しい印象になることも考えられます。そのため、シンボルツリーではなく、その添木として植栽されることも多いようです。
葉の形状
樹木の葉の形状は主に2つに分けられ、「広葉樹」と「針葉樹」があります。また、この2つの種類の違いは葉の形状だけではありません。
広葉樹とは
広葉樹は平らな形状の葉を持ち、いくつもの枝を横に成長させて育つ樹木です。
平らで大きい葉がつくる、大きく伸びのびと広がるシルエットが見応えのあるのが特徴で、常緑か落葉かに関わらず、ケヤキやクスノキなどの大木や、アオダモ、シマトリネコ、ヤマボウシ、ヒメシャラなどの高木が広葉樹に区分されます。
種類により異なるものの、比較的ですが寒冷な環境や乾燥に弱く、熱帯や温暖の雨量が多く暖かい環境に適している樹木です。
針葉樹とは
針葉樹は細長く尖った葉を持つ樹木で、真上に向かって成長します。
イチイや松、コニファー、杉など、針葉樹に区分される樹木ですが、普段よく目にする方も多いのではないでしょうか。
広葉樹とは違い、針のような細長い葉を持つ針葉樹は雪の重みで枝が折れることが少ないのが特徴です。また、強い風にも対応できるため、台風の被害に遭いやすい環境への植樹にも適しています。
針葉樹の根はあまり横に成長せずに、太く真っ直ぐ下に伸びていくのが特徴です。そのため、葉の密度が高くなると風に吹かれ倒れやすくなります。針葉樹を植栽するのであればときどき、不要な枝を落としてあげましょう。
樹高(木の背丈)
外構に取り入れられる樹木は、樹高(木の背丈)によっても分類できます。ですが、樹高(木の背丈)の定義にはさまざまあり、樹木ごとの一般的な高さはしっかりと定義されていないといません。
ここでは、庭木を樹高によって大きく4つに区分して詳しく解説していきます。
大木
「大木」とは、名前から分かるように大きい立木のことを指します。正式に定義されてはいませんが、高さ10メートルよりも大きく育つような木を「大木」と呼ぶことが多いです。
杉やケヤキ、クスノキは大木と呼ばれることのある木で、普段から目にする方も多いのではないでしょうか。とても大きく成長するため、庭木として植栽されることは稀ですが、神社や工場、公園などに植栽されることが多い樹木です。
高木
「高木」は最大で5〜10メートル程に育つ背の高い木をさします。家の入口付近や庭の中央などに植栽すると、存在感のあるシンボルツリーになりますよ。
高木に区分されるシマトネリコやヤマボウシ、アオダモ、モミジ、ハナミズキは、シンボルツリーとして植栽されることもあります。
中木
「中木」は最大で3〜5メートル程に育つ木のことです。シンボルツリーよりも、それを補うサブツリーとして植栽されることが多く、キンモクセイやツリバナ、梅、トキワマンサクなどが中木にあたります。
低木
「低木」は、成長しても最大で3メートルより大きく育つことのない背が低い木で、シルバープリペットやホープレイズ、コンフューサ、ツツジ、ナンテン、などが低木にあたります。
低木はガーデニングによく取り入れられ、中木や高木の根本に他の植物と植栽されることが多い樹木です。
高木や中木と比べると低木の樹高は低く、シンボルツリーには適しません。樹高が2メートル程に育つ低木もありますが、その大きさまで成長するのには長い年月がかかりますし、流通しているもののほとんどは成長段階にある木です。
植栽とあわせておこないたい工事
外構に植栽を取り入れる際、「ツル植物」や「グランドカバー」もあわせて取り入れることで、こだわりの垣間見えるおしゃれな庭に仕上がります。
特に、グランドカバーは外構の見た目を改善するだけではなく、機能的にもメリットがあるのが魅力です。文字通り植栽して地面をカバーするグランドカバーを施工すると、泥はねや雑草の増殖を軽減できます。木の間に植栽すれば広がりながら増えていくので、見た目にもよい優れものです。
グランドカバーとして植栽される植物にはヤブランやヒメイワダレソウ、アジュガ、ツルニチソウなどがあり、どれも小さくてきれいな花を付けます。
また、外観にこだわりたいのであれば、ツル植物もおすすめです。支柱や柵をつたいながら成長するツル植物は、ガーデンアーチに絡ませたり、外壁をつたわせることで立体感を生み出してくれますよ。
上に上にとツルを伸ばし庭を彩るのが特徴のツル植物ですが、バラやフジ、クレマチスなど、中にはきれいな花を付けるものもあり、さまざまな魅力がある植栽です。
特に、ガーデニングに取り入れられることが多く、ガーデニングを楽しむ方は施工を検討してみてはいかがでしょうか。
植栽の依頼にかかる費用は?必要な費用相場を6つのパターン別に紹介
庭に木を植栽したり、それにあわせた外構の工事などをおこなう場合、必要な費用の相場はさまざまな要因で大きく変化します。そのため、どれくらいの費用が必要かは一概にはいえません。
ここでは、植栽する木の種類や必要になる工事の規模、庭木の植栽と合わせて外構の工事をおこなう場合など、以下の6つのパターンに分けた必要な費用の相場とそのまとめをご紹介します。
- 生垣を作るのにかかる費用
- シンボルツリーの植栽にかかる費用
- 庭全体への植栽にかかる費用
- 庭木や枯れ木の撤去にかかる費用
- グランドカバーの植栽にかかる費用
- ツル植物の植栽にかかる費用
- 工事にかかる費用相場のまとめ
生垣を作るのにかかる費用
生垣とは、隣接した敷地や道路との境目に植栽して作った垣根のことです。昔ながらの住宅に多く、現在では洋風の住宅とも相性のよい植栽で生垣を作るケースもよく見受けられます。
植栽を1メートルあたり3本程植えて植栽を作りますが、樹高(木の背丈)1メートルの植物を植栽するのであれば、植木の代金、工事費用、生垣用支柱の代金を含む費用の相場は、1メートルあたり8,000~12,000円程かかるでしょう。
また、生垣に使用される植栽が異なると費用に違いが生まれます。加えて、土を運び込む場合など、客土を取り入れるのであれば、その分の費用も必要です。
なお、より長距離に渡る生垣の工事になれば、1メートルあたりの施工費用が安価になる傾向にあります。
シンボルツリーの植栽にかかる費用
シンボルツリーを植栽するのに必要な費用は、植栽する木のサイズによって大きく変化します。2メートルよりも小さい植物であれば植栽にかかる費用は、植木代、植込み代もあわせて2〜3万円程です。
ですが、3〜4メートルと樹高が高い木は機械なしで植栽できず、施工にはクレーン車が欠かせません。そのため、必要な費用は植木代とあわせて5〜10万円程と比較的高額です。
ですが、シンボルツリーに適しているのは背の高い木なので、施工にある程度の費用がかかることを予想しておくとよいでしょう。
庭全体への植栽にかかる費用
庭の広範囲に植栽する場合、植える本数や範囲により費用に大きな差が生じます。小規模な庭であれば費用を10万円程に抑えられるものの、それなりの規模の庭に何本も木を植栽するのであれば費用はより高額になるでしょう。場合によっては100万円以上の費用が必要です。
また、地域や地盤によりますが、重機や客土などを用意するために追加で費用が必要になり、施工により多くの費用が必要になる可能性もあります。庭への大規模な植栽にかかる費用を知るためには、まずは依頼先の方と詳しく話し合った後に設計図面を制作し、施工にかかる費用の見積もりを依頼しましょう。
庭木や枯れ木の撤去にかかる費用
外構に新しい植栽を取り入れる際に、すでに生えている木や枯れ木の撤去が必要な場合があります。必要のない木の除去と処分にかかる費用の相場は、生えていた木のサイズによりますが、1〜5万円程です。
グランドカバーの植栽にかかる費用
植栽するグランドカバーの種類や植栽する面積により異なるものの、工事にかかる費用は1平方メートルあたり5,000〜10,000円が相場です。土を入れたり客土を用意したりと、植栽以外の作業を要する場合は追加で費用が必要になることもあります。
ツル植物の植栽にかかる費用
植栽する植物の種類や植栽する環境により費用には大きな差が生じます。一般的には、1平方メートルあたり8,000〜15,000円程の費用が必要です。
工事にかかる費用相場のまとめ
工事の内容 | 規格 | 費用相場 |
生垣の制作 | 1mあたり | 8,000~12,000円程 |
シンボルツリーの植栽 | 1本あたり | 20,000~30,000円程 |
庭全体への植栽 | 庭全体の合計 | 100,000~1,000,000円程 |
庭木や枯れ木の撤去 | 1本あたり | 10,000~50,000円程 |
グランドカバーの植栽 | 1平方メートルあたり | 5,000~10,000円程 |
つる植物の植栽 | 1平方メートルあたり | 8,000~15,000円程 |
失敗を避けるには?工事を依頼する際に気を付けたい3つのポイント
植栽をプロに依頼する場合には、いくつか注意点があります。どういった部分に注目すればよいのか、それが以下3つです。ここでは、この3つのポイントを解説するので、工事を依頼する際に参考にしてみてください。
- ご自身のイメージする庭の完成像をしっかりと共有する
- 知識があり植栽に慣れているプロに依頼する
- 夏に工事はおこなわない
ご自身のイメージする庭の完成像をしっかりと共有する
植栽を依頼しようと考えている方の中には、明確な外構の理想像を持っている方も多いのではないでしょうか。庭木の植栽や外構の工事には、たくさんの時間や費用が必要です。ご自身の納得する結果を得るためにも、ご自身のイメージする庭の完成像を施工を担当する方としっかり共有した上で見積もりを依頼しましょう。
植栽に興味があるけれど、どのような外構に仕上げたいのかイメージが湧かない場合は、雑誌やインターネットなどに載っている庭のイメージに目を通してはいかがでしょうか。眺めているうちに好みの植栽や庭のレイアウトなどが見つかるはずです。
そして、工事をプロに依頼する際にはご自身の理想像に近い写真や画像などを依頼先の方に見せて、どのような庭に仕上げたいのかをしっかり伝えましょう。その後、依頼先の方が要望を理解した上で図面の制作や見積をおこないます。
また、植栽の選択や庭の設計など、特に要望を出さずにすべて依頼先にまかせてしまう方も見受けられますが、それはあまりおすすめしません。
ご自身が過ごしやすい良質な外構に仕上げるためにも、できれば理想とする庭のイメージや完成像をしっかりと考え、満足できる結果にしましょう。
知識があり植栽に慣れているプロに依頼する
庭木の植栽は植物を扱うただ一つの建設工事です。その上、外構に取り入れられる植栽の種類は豊富なので、プロの中でもそれらすべてを頭に入れている人は一部でしょう。
ですが、希望する工事内容に合う庭木を選ぶには、植栽について深く理解していなくてはなりません。ですので、植栽を依頼する際には、植栽に関する知識を持つ経験豊富なプロにお願いしましょう。
夏に工事はおこなわない
工事を急いでいる場合を除いて、庭木の植栽は春や秋におこなうのがおすすめです。特に、真夏に植栽をおこなうと樹木が水不足に陥り、時間やお金をかけて植えた植栽が枯れてしまうこともあります。
できれば安く済ませたい!工事の費用を抑える4つの方法
外構に植栽を取り入れようと希望する工事の内容を伝えて見積もりを依頼したら、予想よりも高額で驚いた方も多いのではないでしょうか。
見積額が高額で予算を上回っていても、工事を諦める必要はありません。工夫して庭木を選んだり、不要な植栽を減らすなどすれば、植栽にかかる費用を大幅に削減できる可能性があります。
まずは、以下の4つを意識して工事内容を見直してみてはいかがでしょうか。
- 木の種類や大きさを変える
- 多く流通している植栽を選択する
- 不要な植栽をできるだけ減らす
- 植栽後を見据えて、手入れのしやすさも考慮する
ここでは、これら4つの工事の費用を抑える方法を詳しく解説していきます。
木の種類や大きさを変える
予算と見積額が大きくかけ離れているのであれば、植栽する植物の種類やサイズを変更するのがおすすめです。最低限、イメージする外構を実現できる工事内容で見積もりを依頼してみましょう。
植栽の種類やサイズを変更するだけで費用を大幅に削減できますよ。
多く流通している植栽を選択する
時間や費用をかけて外構に植栽を取り入れるのですから、こだわってユニークな植栽を採用したい方も多いはずです。ですが、あまり人気のない、めずらしい種類の植物を植栽しようとすると、費用が高額になる傾向にあります。
というのも、人気の低い植栽はあまり生産されていないので、市場に出回る数が少なく入手が難しいため、植栽自体が高額になっているからです。
工事をできるだけ安価に済ませたいのであれば、ユニークな植栽を取り入れたい気持ちはグッと抑えて、植栽としてよく使われる流通量の多い植物を選びましょう。
不要な植栽をできるだけ減らす
気になる植物を際限なく植栽したり、工事に含めたいとなると、いつしか費用は途方もない金額になってしまいます。できるだけ費用を抑えたいのであれば、不要な植栽を見極めて削ぎ落してから工事を依頼しましょう。
例として、生垣を作るのであれば敷地全体を囲うような植栽はせずに、外から見られることの多い道路に面した部分だけにとどめるなど、工夫を凝らせば必要な予算も減っていくはずです。
植栽後を見据えて、手入れのしやすさも考慮する
数ある植栽の中には、比較的安価に取り入れられるものが多数あります。ですが、安価な植栽が手入れにお金が容易な植栽だとは限りません。
植栽にかかる費用を抑えられても、その後のお手入れに多少の費用がかかることもあります。植栽には時間もお金もかかるため目の前の工事費用にばかりに注意が向きがちですが、植栽後のお手入れに関して依頼先の方に相談してみましょう。
工事費用を安価に済ませつつ、植栽後のお手入れが容易な植物を取り入れれば、総合的なコストを抑えられます。
まとめ
外観や機能に優れ、生活をより豊かにしてくれる庭木植栽。そんな庭木には、さまざまな種類があります。例えば、「常緑樹」と「落葉樹」。常緑樹は一年を通して爽やかな緑色の葉をつけ続けるのに対し、落葉樹は季節によって葉の色を変えて冬には葉が枯れ落ちるなど、それぞれに特徴があるので好みや環境に合わせて選びましょう。
他にも、葉の形状による樹木の区分が可能です。樹木の葉の形状は主に「広葉樹」と「針葉樹」があり、広葉樹の葉は平たいのに対し針葉樹は細長く尖った葉をつけるなど、葉の形状はもちろん、対応できる環境やお手入れのコツも異なります。
上記の方法だけではなく、大木・高木・中木・低木と、樹高でも区分でき、樹木の種類はさまざまです。これらの種類を頭に入れておけば、お気に入りの木を見つける際に役立つのではないでしょうか。
また、樹木や植栽の種類は工事にかかる費用にも影響します。例えば、一定以上の樹高がある木を植栽する場合には重機が必要になるため、かかる費用は比較的高額です。それ以外にも、生垣を作る場合、庭木や枯れ木を撤去する場合など、工事内容や条件によって費用は大きく変化します。
外構全体を工事する場合、植栽する木の種類や本数によっては100万円を上回ることもあるなど、工事にかかる費用は一概には分かりません。
このように、植栽工事には多くの時間とお金がかかることもあります。できるだけ失敗を避けるためにも、工事を依頼する際には、知識豊富で植栽に慣れたプロにお願いしましょう。満足する外構に仕上げるには、依頼先の方とのイメージの共有も欠かせません。完成像が思い浮かばないのであれば、雑誌やインターネットなどで庭の写真を眺めてみるのもおすすめです。
それから、工事は夏ではなく、春や秋におこないましょう。暑い時期におこなうと、せっかくの植栽が水不足に陥ってしまいます。
見積もりを依頼する過程で、費用が予算をオーバーしてしまった場合は、取り入れる植栽の大きさや種類を変更する、もしくは減らしてみましょう。例えば、植栽を流通量の多いものに変更すれば、予算を抑えられます。
そして、施工費だけでなく、植栽後のお手入れにかかる費用に注目することも大切です。依頼先の方と相談すれば、工事とお手入れにかかる費用の両方を抑えられる選択肢が見つかるかもしれません。
外構に植栽を取り入れようと検討するも、とても選択肢が多く頭を悩ませてしまう方も多いはずです。ですが、お気に入りの植栽が見つかり、理想とする外構のイメージが固まれば、選択肢も絞られてくるのではないでしょうか。
今回のコラムでご紹介した注意点に気を付けつつ、心地よい理想の庭を作り上げましょう!