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寝室の大きさやレイアウトの方法をご紹介!家具の寸法を知ろう!

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仕事や家事で疲れた身体を休める寝室は、睡眠に大きな影響を与える大切な空間です。引越しやリフォーム、住宅を新築する際には、寝室のレイアウトをすごしやすいものにしたいですよね。
寝室のレイアウトをするのにはいくつかのコツがあり、それを覚えて家具などを配置すれば、寝室は気持ちよく眠れる心地よい空間に仕上がるでしょう。
今回のコラムでは、寝室の広さに合わせたレイアウトやベッドの大きさについて解説するほか、寝室をレイアウトする際に注意したいポイントやインテリアを考える際のコツ、寝室に置かない方がよいものをご紹介します。

これから寝室のレイアウトをする方はこれからお伝えする情報を参考にして、快適で居心地のよい理想の寝室をつくりあげましょう!

寝室の広さに適したベッドのサイズを知ろう!

忙しい1日で疲れた身体を癒してくれるベッドは、寝室には欠かせない家具です。寝室をレイアウトする前に、寝室の広さにあったベッドのサイズを頭に入れておきましょう。ベッドのサイズには以下の5つがあります。

  • シングルベッド
  • セミダブルベッド
  • ダブルベッド
  • クイーンベッド
  • キングベッド

なお、ベッドフレームのサイズは製品やメーカーによって異なり、本コラムで掲載しているのは基本的なマットレスのサイズです。

シングルベッド

シングルサイズのマットレスの大きさは、幅が97センチメートル、奥行きが195センチメートル程で、大人が1人で使うのに適した大きさです。ですが、よく寝返りをうつ人や体格のよい人などは少し狭く感じるかもしれません。

セミダブルベッド

セミダブルサイズのマットレスの大きさは、幅が120センチメートル、奥行きが195センチメートル程です。シングルベッドと比較すると横に大きいので、大人が1人であれば余裕を持って使えます。

また、2人で同時に寝転がれはしますが、左右にスペースがなく窮屈かもしれません。

ダブルベッド

ダブルサイズのマットレスは2人で同時に寝れる大きさで、幅が140センチメートル、奥行きが195センチメートル程です。ですが、2人で使用するとあまり左右に空間がありません。そのため、2人ともあまり寝返りをうたない場合や、2人とも小柄な場合にはよいでしょう。

クイーンベッド

クイーンサイズのマットレスは、幅が160センチメートル、奥行きが195センチメートル程です。ダブルベッドと比較すると横幅があるため、大人2人でも余裕を持って寝れるでしょう。また、小さな子どもであれば一緒に寝転がれます。

キングベッド

キングサイズのマットレスの大きさは、幅が185センチメートル、長さが195センチメートル程で、ほぼ真四角です。クイーンベッドよりも大きいので、子どもが一緒に寝てもスペースにゆとりがあります。

寝室の大きさで変わる!畳数に合わせたレイアウト3選

ベッドの大きさや設置できる家具の種類など、寝室のレイアウトは畳数を目安に考えるとよいでしょう。寝室の作りによって違いがありますが、畳数を目安にした以下の3つのレイアウトをご紹介します。

  1. 6畳の寝室にはダブルベッドを設置したレイアウトがおすすめ
  2. 寝室が8畳あるとレイアウトの幅が広がる
  3. 10畳の寝室ならキングベッドを置いても余裕がある

1.6畳の寝室にはダブルベッドを設置したレイアウトがおすすめ

寝室が6畳の広さの場合、270センチメートル×360センチメートルの長方形になっていることが多いです。

6畳の部屋の中央にシングルベッドを縦に配置すると、手前に50センチメートル、左右にそれぞれ125センチメートル程の空間ができます。また、セミダブルベッドを設置する場合、左右にできる空間は110センチメートル程です。

どちらにしても、これだけのスペースがあればベッドの他にキャビネットやドレッサーなど、大きめの家具も設置できます。

さらに、同じ位置にダブルベッドを設置した場合、左右に100センチメートル程の空間ができるので、ベッドの両脇に小さな椅子やサイドテーブルを設置するのもよいでしょう。

 

それよりも大きなクイーンベッドを配置するとなると、左右にできる空間は約90センチメートルずつまで減ります。キングベッドの場合は80センチメートル程になるので、クイーン以上のサイズのベッドを設置する場合は、それ以外の家具の数を減らすなどの工夫が必要です。

6畳の部屋にベッドを設置するなら、ある程度余裕をもって配置できるダブルベッドを選びましょう。また、ベッドを広く使いたい人にはクイーンベッドもおすすめです。

2.寝室が8畳あるとレイアウトの幅が広がる

8畳の寝室の広さは、360センチメートル×360センチメートルが目安です。部屋の形が真四角の場合は家具のレイアウトを比較的自由に決められます。

6畳の場合と同じ配置でベッドを設置すると、左右にできる空間はベッドの大きさに関わらずすべて6畳のときと同じです。ですが、手前に残る空間はすべて140センチメートル程に広がります。

 

シングルベッドやセミダブルベッド、ダブルベッドを設置する場合は、ベッドの手前と左右、両方にキャビネットやドレッサーなどの家具を設置できるので、6畳の寝室と比べると比較的自由にレイアウトを考えられるでしょう。

また、クイーンベッドやキングベッドの場合でも、手前の空間に大きめの家具を設置できます。

 

6畳の寝室にクイーンより大きいベッドを設置すると少し窮屈に感じるかもしれませんが、8畳ならそれもありません。ですが、家具の数を増やしすぎると圧迫感を感じることもあるので気を付けましょう。

8畳の寝室に適したベッドのサイズは、ダブルベッドもしくはクイーンベッドです。また、シングルベッドを2台横並びに設置すれば空間に余裕を持たせられます。

3.10畳の寝室ならキングベッドを置いても余裕がある

 

10畳の寝室の広さは、360センチメートル×450センチメートルが目安です。これだけの広さがあれば、ベッドの他に家具を設置しても空間にゆとりを持たせられるでしょう。

10畳の部屋の中央にシングルベッドを設置すると、手前に140センチメートル程、左右にそれぞれ170センチメートル程の空間ができます。それ以外のサイズのベッドを置いた場合でも手前にできる空間の広さは変わりません。

また、ベッドの左右にできる空間は、セミダブルベッドが訳155センチメートル、ダブルベッドが約145センチメートル、クイーンベッドが約135センチメートル、キングベッドが約125センチメートルです。

 

10畳の寝室ならキングベッドを設置しても左右にできる空間にゆとりがあるので、机やチェスト、ドレッサーなども気兼ねなくと配置できます。また、シングルベッドを2台離して設置し、間に椅子などを置くのもよいでしょう。

10畳ある寝室なら、大きいサイズのベッドでも問題なく設置できます。キングベッドを設置したり、シングルベッドを横に2台並べたりすれば、ホテルの寝室のような空間に仕上げられるでしょう。

寝室を上手にレイアウトする4つのポイント

寝室をレイアウトする際に重要なのはベッドの位置だけではありません。以下の4つに注意してベッドや家具を配置しましょう。

  1. ベッドの周囲に通れる空間を確保する
  2. 横になったとき、ドアや窓が頭の近くになるレイアウトは避ける
  3. 湿気がこもらないようにレイアウトする
  4. 災害時を想定して家具の置き場所・導線を考える

1.ベッドの周囲に通れる空間を確保する

ベッドの周辺には、人が通れる60センチメートル程の空間を確保しましょう。ベッド周囲の空間が狭いと、掃除がしづらく埃が溜まりやすくなるからです。また、ベッド付近にクローゼットやドアなどがあると、開閉する際に扉がぶつかる可能性があります。空間を確保するのが難しい場合は、壁にベッドをつけて片側だけでも通れるようにしましょう。

2.横になったとき、ドアや窓が頭の近くになるレイアウトは避ける

ベッドは、横になったときに、ドアや窓が頭の近くにならないように設置しましょう。窓に頭が近いと、窓から入る冷気や明かりで眠りづらくなる場合があります。また、ドアが近いと開閉音が眠りを阻害される可能性があるので気を付けましょう。

3.湿気がこもらないようにレイアウトする

寝室は湿気がこもりやすいので、ベッドの周囲に家具を設置しすぎず風通しをよくしましょう。湿気がこもった状態が続くと、ベッドや布団にカビが発生する可能性があります。レイアウトを工夫するだけでなく、頻繁に布団を干したり除湿シートで掃除したりするなどの予防も大切です。

4.災害時を想定して家具の置き場所・導線を考える

寝ている間に地震が発生することを想定して、ベッドに他の家具が倒れてこないように配置しましょう。また、ベッドの上に倒れる位置だけではなく、倒れてドアまでの導線を遮る位置には家具を置かないようにしましょう。

上手に寝室のインテリアを選ぶ5つのコツ

心地よく睡眠をとるためには、寝室のインテリアを上手に選ぶことが大切です。以下の5つのコツを抑えて、すごしやすく落ち着く寝室をつくりましょう。

  1. 眠りにつきやすい間接照明を取り入れる
  2. 心を落ち着ける効果がある色を取り入れる
  3. 観葉植物を設置する
  4. ナイトテーブルを活用する
  5. 気分が落ち着くアロマを使う

1.眠りにつきやすい間接照明を取り入れる

寝室に間接照明やスタンドライトを設置すると眠りにつきやすくなるのでおすすめです。照明が一般的な蛍光灯だと、ベッドで身体を休めるときに強い光が目に入ってしまうので、寝室の照明にはあまり適しません。

足元や枕元に暖色系の優しい間接照明を設置するとよいでしょう。

2.心を落ち着ける効果がある色を取り入れる

寝室に、寒色系の色を取り入れることもあります。特に、青や緑には心を落ち着ける効果があるため寝室にぴったりです。逆に、赤には気持ちをたかぶらせる効果があるので、寝室にはあまり適しません。寝室に赤色を配色したい場合は色のトーンを落とすか、小さなものにとどめるなど工夫しましょう。

3.観葉植物を設置する

観葉植物には癒しの効果があるため寝室への設置に最適です。また、観葉植物には空気をきれいにする作用があります。

4.ナイトテーブルを活用する

 

ベッドの側にナイトテーブルを置いて上手に活用しましょう。ナイトテーブルは、メガネやテーブルランプ、時計など、寝室に必要なものを置けるためとても便利です。また、小物をしまったりアロマを置くのにもよいでしょう。

5.気分が落ち着くアロマを使う

アロマディフューザーやキャンドルを使って寝室にアロマの香りを広げれば、就寝前に気分を落ち着けられます。ラベンダーやサンダルウッド、ネロリなどの香りは心をリラックスさせるのでおすすめです。

まとめ

寝室のレイアウトを考える際は、寝室の畳数に合わせてベッドのサイズや配置する家具を決めるとよいでしょう。ベッドの周囲にスペースを確保したり、湿気がこもらないように家具を配置するなど、部屋の掃除のしやすさや衛生面を考慮するのも重要です。また、災害時を想定した家具の配置や動線の確保をしましょう。

寝室の居心地をよくし快適な眠りを手に入れるには、照明や部屋の配色、匂いなどが重要なポイントです。また、観葉植物を置いて緑に心を癒されれば、心地よく眠りやすくなるでしょう。

寝室は、仕事や家事で疲れた身体を癒す大切な空間です。今回のコラムを参考にして、居心地がよくリラックスできる寝室をつくりあげましょう!